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2011年1月29日 (土)

ティルトの効かせ方のコツ

さて、以下は前にも説明に使ったシャインプルーフの原理によるレンズをティルトさせて合焦面を傾ける説明図です。

110129a

概念図では、角度や距離の表現がいいかげんですので、TS-EやニコンのPC-Eニッコールでの8度前後のティルト角が十分なのか、使ったことがない方にはピンとこないかもしれません。

 

110129b_2
◆正確な図によるティルト角の説明 <拡大します>

こうやって角度を正確に描き、異なるピント位置を描き加えると説明がしやすくなりますが、見ての通り、遠い被写体ではより傾いたピント面が出来ることがおわかりいただけるでしょう。

各角度の関係は三角関数で求められ、上記の数値もそれで求めていますが、今回はその詳しい説明は省きます(ということはそのうち説明するって表明?笑)

レンズと像面との距離=レンズ焦点距離(近距離の被写体では +レンズ繰り出し量) ですから、仮に90mmのレンズだったら lを100mmと概算して、1mの被写体を45°あたりの見下ろしで撮るのならば、8°のティルト量があれば完全なパンフォーカス写真が可能ということです。

その場合、ティルト量が多すぎるとどうなるか。

110129c
◆ティルトとオーバーティルト <拡大します>

このようにピント面が被写体面から逆にずれてしまってピントの合わない部分ができてしまうのです。

大判カメラではピントスクリーンをルーペで見てピントを確認しながらティルト量を調節するのが普通ですから、ティルト量の調節・ピントの調節を行き来し、ベストを出していくのが普通でした。

デジタル一眼ではファインダーの小さな画像では無理なのは当然として、背面の液晶ファインダーで拡大しても数か所のピントのチェックは結構大変ですので、ティルト量に応じた合焦面の変化を覚えておくのは重要なことです。

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