« 真俯瞰撮影用のツールを考える -1 | トップページ | X100でパノラマ撮影 »

2011年4月30日 (土)

真俯瞰撮影用のツールを考える -2

20110430a

床に被写体を置いて真俯瞰で撮るのに、三脚の真下のスペースを使うのが一番有効で、そのためにRRS等のL字プレートを使うのが便利だということまで、前回ご紹介しました。

20110430b

撮影物のセッティング→ファインダーで確認→微調整→撮影→撮影物の撤去 という一連の作業を考えると上の図のように三脚の2本の脚を手前にするのが理にかなっています。

この際、カメラが三脚中心(センターポール)からなるべく離れないような雲台が理想といえます。

その理由は

  1. 離れる(偏心する)とモーメントでブレが生じやすい
  2. せっかく三脚の下にセッティングできるのにカメラが手前に来すぎてはもったいない

なのですが、それ以外に雲台そのものの欠点として

  1. カメラの水平を出すのに結構時間をとられる。
  2. 水平でしか使わないのに仕組みがおおげさ。もっと軽いものでよい

なども解決できるともっと良いと思いませんか。そこで普通の雲台に代わるものとして素晴らしいものをご紹介します。

20110430c

マンフロットの「レベリングセンターポールアングルブラケット 553」というもので、もともとは右図のようにレベリングセンターポールにつけ雲台を三脚から張り出して設置するためのものですが、これがとても便利です。

20110430d

7cm×7cm×7cmのL字型のもので、重さは200gなのですが、肉厚が8mmもあるものなので剛性がかなりあります。

三脚(のセンターポール)と雲台を継ぐものなのでどちらも3/8インチのネジの仕様となっています。三脚(のセンターポール)側は大きなノブで締め込み、雲台はコイン締めですが3点のズレ防止ネジもついているのでしっかりした取付ができます。これにRRS等のL字プレート用クランプを付ければOKです。

RRSのクランプは別の雲台に付けてしまったことは過去の記事でご紹介しましたが、今回はKIRKのクイックリリースクランプ-2.5インチを付けてみました。

20110430e

KIRKの2.5インチクランプは3/8インチネジ仕様なので、そのまま取付が可能です。これで地面に水平なカメラのセッティングがいとも簡単にできる軽量な「真俯瞰撮影キット」ができました。

20110430f

そして最後のキモはシフトレンズを使うことです。

少し「向こう」にシフトすることで足元のスペースが確保され、撮影物をよけ背景紙に汚れやシワをつけないように気を使うことからも解放されます。また、被写体をセンターにするのもシフト調整でできるのでラクです(もっとも、同時に左右の調整はできませんが...)。

20110430g
◆左:シフトなし、右:上シフト2mm(上といってもカメラは水平になっていますが 笑)

ちなみに、24mmレンズを使用したときには1.1mの撮影距離(高さ)で1m×1.5mのものが写せます(上の写真の床パネル1枚が50cm角です)。

アパレルのようなほぼ平らなものを写すのには広角レンズでも歪曲歪みさえなければほぼ無問題ですし、1.1mであればファインダーを覗くのにも最適です(脚立やサイコロに上がってファインダーを覗くのは、撮影物のセッティングのために上がり降りをする必要がある場合には苦痛です 笑)。

|

« 真俯瞰撮影用のツールを考える -1 | トップページ | X100でパノラマ撮影 »

TS-Eレンズ」カテゴリの記事

雲台アクセサリー」カテゴリの記事

三脚・一脚」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/568331/51538013

この記事へのトラックバック一覧です: 真俯瞰撮影用のツールを考える -2:

« 真俯瞰撮影用のツールを考える -1 | トップページ | X100でパノラマ撮影 »