撮影用LEDライト
プロの撮影用機材といえば、基本はスタジオ用ストロボですが、私のように車を使わずに一人(アシスタントなし)で客先に撮影に出向く場合にはあまりにも重すぎます。
デジカメの場合にはフィルムカメラと違ってホワイトバランスを調整しやすいですし、蛍光灯でもプリセットのWBがあるぐらいなので、色再現に厳密ではない仕事の場合には蛍光灯タイプの撮影ライトをよく使っていました。
ところが現場に100V電源がない場合や、ケーブルの引き回しが困難な場合もあるので、最近安くなってきたLEDライトを購入し、これが思いのほか便利なので、最近では出張撮影でブツ撮りの場合にはこれがメインとなりました。
私の使っているのは、「プロ機材」の「CN-126」というものですが、1m直下照度が370lx(ルクス)ぐらいで100Wの白熱電球の約3倍です。写真撮影ではルクスで説明しても「?」でしょう。ISO400のEV値で8.5 1/30でF2.8と1/2あたりです。
126個のLEDを単3電池6本(ソニー/パナソニックの一部のビデオバッテリーも使用可)で点灯するタイプですが、取付のベースがアクセサリーシューベースになっていて2段のヒンジで上下の照射角度が変えられます。
そのスペックからおわかりのように、ビデオ用メインとして設計されていますが、スチル撮影においても大変便利です。
バッテリーのチェックボタンもあるのですが、特筆すべきは0-100%の調光ができる点です。メインとサブの光量のバランスを変えるときなど、ストロボでは可能なこの機能がないと不便で、蛍光灯の撮影機材では一部のものを除いて調光できないので、私の持っているような多灯式の場合はランプをはずしてなんとか対応していました。
現在は3台を使っていますが、メインとサブ、天トレ用に2台-フィルインに1台など、3台あると何かと便利です。ただ、これ用のバンクがないため、トレペが必要となりますが、非常に小さい撮影物の場合には付属のディフューザーさえつければ1台で充分です。
ちなみに、実際の現場でどう使っているかご紹介したいのですが、なかなかそういう写真を撮っていないため、わかりづらくてすみませんが1ショットのみ。。。
天トレのみで2灯焚いて(ストロボじゃないので「焚く」はおかしいか)いますが、1台400g(電池込み:本体のみでは255g)という軽量さなので、華奢なライトスタンドでも問題なく使え、荷物が軽いのが非常にありがたいです。
ただ、電池式なので長時間の撮影には不向きです。メーカー公称で3時間となっていて、実際そんなものですが、照度がどのように減衰するかデータをとっていないので、そのうちに実験しようと思っています。
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