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2012年2月の3件の記事

2012年2月29日 (水)

雪そして雪

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東京はまたもや雪となってしまいました。

1月にも2回積もりましたが、今回は昼間に深々と降るパターンだったので、何か面白い写真は撮れないかと仕事の合間に庭などを見るのですが、昼過ぎには勢いが弱まり期待したほどの積雪にはなりませんでした。せいぜいこんなものが撮れた程度です。

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実は先週末、新潟に旅行に行ったばかりで、雪国の今年の豪雪を見てきてしまった目ではこの程度の雪はカワイイものです。夕方、表の歩道の雪かきも済ませ、半日のみの雪見物でした。

 

旅行は、白鳥飛来で有名な瓢湖や弥彦神社を巡るバスツアーで、写真をじっくりと撮る時間はないものの「瓢湖で白鳥の撮影でも」と思い、一応は7Dに70-200を持ってはいきました。

瓢湖に着くとあいにくのみぞれで視界が悪い。白鳥たちはあまり活発ではありませんが、それでもなんとか数枚はそれなりの写真が残せました。

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瓢湖の白鳥は、例年ではこの時期にはかなり少なくなるそうですが、今年はいつまでも解けない雪のため、まだ半数はいるそうです。

今回はじめて自然の状態の白鳥を撮ってみましたが、できればいつかはじっくりと撮りに行ってみたいものです。

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2012年2月20日 (月)

ティルト撮影 実用実験

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過去の記事 「パンフォーカスを得るティルト角の計算」 でGenちゃんさんより、1Dmark3でTS-E90mmを使い1.5~1.8mの撮影距離でコース料理を撮る場合、高さ方向のピント合わせはどうするのかとの質問があったので、実際と同じような環境を作り実験してみました。

確かに料理写真では 「ティルト角によるフォーカス変化の実際 -近距離」「ティルト角によるフォーカス変化の実際 -中距離 」 での実験のように高さがないまっ平らなものを撮影するのと違って、被写界深度を深めなければなりません。結論を言えば「絞って撮る」ということにはなります。

非常に近い被写体の場合は、ティルトを利用してもすべての被写体にピントを合わすのは困難だということは「Photoshopで被写界深度の拡大」 で説明しましたが、コース料理くらいの距離、サイズの場合はティルトでほぼパンフォーカスが得られます。

一般に許容錯乱円の計算により求める被写界深度では、この90mmレンズでは

撮影距離1.5mの場合
F8  11.6cm
F11 15.9cm
F16 23.2cm

撮影距離1.8mの場合
F8  16.7cm
F11 22.9cm
F16 33.5cm

が求められるようです(詳しくは 「被写界深度 計算」でネット検索してください)が、等倍観察ができる高画素のデジタルデータでは、許容の境界線があいまいとなっていますので実データでお見せするのがいいと思い実験した次第です。

残念ながら料理を用意することはできませんので、23cmの皿に適当な撮影小物を乗せてそれ風なものを作ってみました。

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見ていただく画像は、JPEG撮って出し(ピクチャースタイル:スタンダード)でアンシャープマスクはおろか、色調、ガンマもいじらないものにしました。当然、仕事で納品する写真は補正を入れるので、このような生の画像をお見せするのはどうかと思ったのですが、説明がピントに関わることですので致し方ありませんな(笑)。

まずはティルトしないでf/16まで絞るとどうでしょう。(画像は拡大します)

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私の使うカメラはフルサイズの5DMarkIIなので、若干大きめに撮り、トリミング(写真の白枠線)で1Dmark3のサイズで撮った場合の雰囲気になるようにしました(トップ画像はそのようにトリミングしたものです -拡大します)。5か所のピントチェック箇所は等倍にしてあります(拡大時)。

まず、背の高いものが奥にあるため、中景の頂上にピントを合わせました(3.)。通常はトップ画像のようにもっと手前にピントを合わせますが、以下意味のあるようにこんな奥にピントを合わせました。

f/16まで絞っても、手前(4、5)や奥(1,2)のピントは甘くなっていますが、後ピンにしたためピッチャーの口(1.)には結構ピントがきていることがおわかりいただけると思います。

そこで、ティルトを3°、5°、7°と変え、絞りをf/4、f/8、f/16と変えたものを比較します。
「パンフォーカスを得るティルト角の計算」 の表で、今回の実験の条件ならピント面が水平面になるのは6°付近なのですが、手前にあるものが高さが低いため、それより若干浅いものをメインに、より浅いもの、より深いものを見ていきます。

【ティルト角3°での撮影】

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ピントを合わせた3.は当然として、ピッチャーの口(1.)が開放からピントが来ています。これはバラとピッチャーの上部を結ぶ平面にピント面が来たことを表します。

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そのため、手前の皿にもかなりのピントがきていますがベストではないため絞らないといけません。等倍カットがない右手奥の皿の白い砂も厳しいのは2.のボケ具合から類推してください。またf/16まで絞るとそろそろ「小絞りボケ」が始まっているのは1.の状況でおわかりいただけると思います。

 

【ティルト角5°での撮影】

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ピント面がほぼ水平面になったためバラの頂点(3.)以外は開放ではボケます。しかし絞れば全体に一様にピントが合った状態になっていきます。f/16のものは通常撮影より良好で特に手前の皿にしっかりピントが来ています。

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【ティルト角7°での撮影】

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これではティルトし過ぎで、手前は皿よりかなり上の位置にピント面が来てしまいました。そのかわり、ピッチャーの底のあたりは開放からピントがきており、同様に右手奥の皿はピントがしっかり来ています(等倍カットはありませんが)。

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今回は各要素の高さの関係で、3番目の皿の頂上にピントを合わせて実験してみたのですが、ティルトのちょっとした差が高さ(深さ)方向に与える影響が結構あることがおわかりいただけたと思います。このようにティルトでパンフォーカスを得るのは、まっ平らな被写体ではない場合には熟練が必要です。

今回のレイアウトではだいたい3~5°のティルトでf/8~f/16の絞りで問題のない撮影ができることが分かりましたが、実際の場面ではこれと全く同じレイアウトはないでしょうし、それぞれの皿の重要度も違うはずです。ピントを合わせる場所を的確に捉えた上でティルトの利用を考慮することが重要です。

また、いわゆる「小絞りボケ」も、等倍で観察すると気になる存在ですが、それよりも全体にピントがきていることが大事な場合は思い切り絞って写すべきだと思います。

なお、等倍で画像全面を確認されたい方のために 別ページ も設けてみました。詳細を知りたい方は参考にしてください。

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2012年2月 4日 (土)

外部液晶モニターCL5585H -2

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5型(800×480pixel)液晶のHDMI入力専用外部モニター エーディテクノ CL5585H、キヤノンのバッテリーパック LP-E6 (5DMarkII、7D、60D用)がそのまま使えるということで購入したことは前回お伝えしました。

まだまだ様々な設定を十分には把握していませんので、今回はメインの機能のレポートをしたいと思います。

まず、様々なスイッチがベゼル側面に並んでいます。向かって上面、左面がスイッチ関連、右面には入力端子がレイアウトされています。

実は下面にはUSBポートもあるのですが使われてはいません。基盤、筺体の生産後に何らかの都合でUSBを使う機能を取りやめたか、今後使用するつもりで既に組み込んだか、いずれにせよ普通はキャップなどをしてごまかしますが、意外とその辺が大らかな製品です。(フォローしておきますが、全体の出来は十分に良いのですよ)

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ざっと左下からボタンの説明をすると

「アスペクト比」・・「FULL」と「4:3」で切り替わりますが、一眼レフで使う場合にはどちらのモードでも「アンダースキャンボタン」で最終的なアスペクト比が切り替わります

「メニュー」・・コントラストや色設定またマーカー表示(後述)、ブルーガン機能(後述)を設定します

「ピーキング」・・後述しますが、最近SONYのNEXシリーズなどでも用いられている、ピントのエッジ部分を強調する機能で「カラーピーキング表示」→「モノクロピーキング表示」→「通常表示」と切り替わります

「アンダースキャン」・・「フルスクリーン」→「16:9」→「3:2」→「フル」または「4:3」(アスペクト比ボタンで選んだ方が表示)と切り替わります

 

外部モニターは、カメラの背面液晶に映る情報をそのままHDMI経由で受け取るので、メニュー表示や拡大表示もモニター側で見ながら作業できます。3型の背面液晶に比べ5型になるだけでかなり大きな画面であることが以下の写真でおわかりいただけると思います。(なお、背面液晶と外部モニターは排他で、モニターを繋ぐと背面液晶には映らなくなります)

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◆写真は等距離からの撮影なので、大きさの比は実際の比になっています

ムービーカメラでも使用でき、3:2のアスペクト比である一眼レフカメラでも使えるように、このモニターでは「アンダースキャン」ボタンでアスペクト比が切り替わりますが、5DMarkIIと7D(そしておそらく60Dも同じでしょうが)では、背面情報表示をしている、していないの違いで映り方が異なります。

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◆写真は拡大します

このように、画像のみの場合には拡大されて表示されます。また、左側や右側の情報は背面液晶とは異なった位置に表示されます。画像にスーパーインポーズされた情報は別の周波数なのでしょうか。このへんのことは詳しくないのですが、とにかく情報表示させるさせないの違いで適切なモードは異なるようです。

情報を表示させている場合は「フルスクリーン」が縦横の比率が正しいまま一番大きく映ります(ただし左の情報は一部欠けます)。16:9の場合、天地に伸びてしまうので、縦長になり上下が欠けます。

情報を表示させない場合は「フルスクリーン」では上下が若干欠けるので、「3:2」が適切になります。もちろん情報を表示させている場合でも、この「3:2」で問題はありません。

20120204e 「16:9」モードは静止画では上下が欠けるのですが、動画のプレビュー(および録画ライブビュー)においては、ちょうど記録されるアスペクト比になるので、情報表示をしない場合にはモニターいっぱいに映る最適なモードになっています。(写真はプレビュー時:録画時には右上に録画を示す赤丸が下1/3ほど表示されることになります)

同じ5型モニターとして候補にしていた ソニーのクリップオンLCDモニター CLM-V55 では情報表示をなくしても上下の黒帯が消えないようです。動画撮影用に少しでも大きく映るのを探している方には朗報でしょう。

 

大きさが5型になることでずいぶん見やすくなりました。800×480ピクセルすなわち38万画素強では、最新のEVFに比べると劣っているように見えますが、WXGA(1280×768)のノートPCでEOS Utilityを使ったリモート撮影をするときでは、撮影画像のウィンドウは横800あるかないかですので、ノートPCのかわりにこのモニターを使って静止画を撮ろうとしている私にとっては全く問題ありません。

外部液晶モニターCL5585H -3 につづく

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