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2012年10月15日 (月)

撮影用LEDライト Camlight PL-88

20121014a

当ブログでは過去、CN-126という安価なライトについて 記事をアップしました が、私はそれ以外にもLEDライトを使用しています。

CN-126は、単三バッテリーが使えるフレンドリーな仕様はいいのですが、欠点として

  1. バッテリーのみの電源仕様なので丸一日の撮影などでは電池が大量に必要
  2. LEDの光色(色温度、M/G偏差)のバラつきが個体間である
  3. 漸次暗くなっていくためマニュアル撮影時には露出の変更が必要

などがあります。

このすべてを解決している製品がCamlightのLEDライトシリーズです。私はこの中のPL-88 を使用しているのですが、この下にコンパクトなものが2機種、上はTVスタジオなどで使える規模の大光量のものが数機種あります。

このPL-88、アルミ製の筺体でとてもしっかりしていて、CN-126などで感じる「すぐ壊れそうだな」という心配感がありません。

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サイズはΦ100×96mm、根元(回路+リチウムポリマー電池)--Φ62×78mmにΦ100×18mmの灯具が付いた形状です。根元上下には1/4インチのカメラねじ穴があり汎用性が高くなっています。背面にあるon-offスイッチ兼用のロータリースイッチによる調光が可能です。

また背面のジャックで、バッテリーチャージャーから充電するタイプなのですが、そのままACアダプターとして使用することも問題ないようです。

20121014c 20121014d 製品のパッケージは、

・本体
・バッテリーチャージャー
・シューマウント用自由雲台
・1/4”ネジコネクター
・ディフューザーキャップ
・タングステン変換キャップ
・ポーチ

で構成されていて、本体は前後が分割された状態になっています。

この前後の接続部分が、実に凝った設計で、ボタン電池の接点のようなものですがより信頼度を高める工夫をしているようです。

それをしっかりねじ込んで本体が完成されます。

ここが分割されているのは、光色別の灯具のみ入れ替えて販売できる(日本では5600Kのモデルしか販売されていません)という工場側のメリットによるものでしょう。

製品の完成度は非常に高いもので、メーカー曰く「1個1個のLED球を測量してデイライトとタングステンカラーを規定値となるように手間暇かけた製品」だそうで、確かに個体間の偏差は非常に少なくなっています(そのへんは追々ご紹介します)。

20121014e

CN-126の126球に比べ、このPL-88は144球ですので、コンパクトに凝縮されていることはこの写真でおわかりだと思います。

また、光量も球数以上に差があり、倍近い中心照度です。

CN-126 : 710lx (1m)
PL-88  : 1220lx (1m)

よりコンパクトで高光量、AC電源も使えるということで、スペックではPL-88に軍配は上がりますが、その分価格も高いので購入には躊躇するかもしれません。

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コメント

レンズ沼から脱し、息切れ気味。新たな機材導入はしばらく無理ですが
LEDライトが必要になったときのために、今回の記事もインプットしときます。
PL-88のスイッチ側が手前に見えている写真ですが、
LED球の発光面側につっかい棒でもしたんでしょうか。
ライト・オン状態がわかるように工夫されましたね。
背景は白マット・デコラ板かな?

自分でブログやってみてわかったことが
”ひとさまにわかってもらえるように写真を撮り、
簡潔に説明する文章を書くことのむずかしさ” です。
貴ブログの、とても丁寧な写真と文章にはいつも敬服いたします。
きっと仕事にもこの姿勢で臨まれているのでしょう。
見習います。今回も、御礼申し上げます。(硬い!)

投稿: pink | 2012年10月19日 (金) 22時04分

>レンズ沼から脱し、息切れ気味
いやあ、脱せたのならイイじゃないですか。当方、最近各種沼には近寄らないようにしております(笑)。

今恐ろしいのはLED沼です。これから2年ほど、どんどん良くなりますよ(予言!)。しばらく前にとある大手カメラショップにいた、これまた大手スタジオストロボメーカーのヘルパーさんは「私個人としては、最終的にストロボはなくなってしまうと危惧してます」っておっしゃってました。

私もその昔、とある照明器具メーカーで器具デザインをやってましたので、光源に関しては素人ではないのですがここ10年のLEDの発達は大したものです。

確かにモノブロックも軽量、安価になりましたが、モデリングランプという矛盾(セット時の明かりと本番の光を必要とする矛盾)、ストロボ同調という矛盾(カメラでの 絞り-SSの関係を無視しストロボを調光しなければならない矛盾)、写真と映像がカメラ側ではシームレスになったのに照明がシームレスになっていない矛盾、その辺を考えるとLEDに期待したいです。

もちろん「空中に止まった水滴」などを表現するときなど、用途によってはストロボの有効性はなくならないとは思いますが、一般的なスタジオ撮影はLEDに置き換わるのじゃないでしょうか。

閑話休題

3番目の写真の件、よくぞお気づきになりました。

「ちょっと浮かして光を見せ、背面の様子もしっかり見せる」ために使った素材は「消しゴム」です。「MONO」なんかの一般的な白い四角い消しゴムですが、周りの紙をはずし、フルの大きさ、半分に切ったものを合わせて10個ほど常備してます。出張撮影用の小物入れにも5個ほど。

これ(フルのやつ)を縦使いで灯具の縁を浮かせてます。この写真の場合は完全に隠れますが、どうしても被写体からはみ出してしまう場合でも白い艶消しである消しゴムはレタッチで消しやすいです。

その他、「練り消しゴム」も良く使います。

「X100 アダプターリング3種」
http://seimas.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/x1003-c029.html

でリングを斜めに立たせているのは練り消しだからこそできる技です。スタジオ用品として「ホワイトワックス」「 イエローワックス」という、よりしっかりしたものもありますが、練り消しで結構イケます。

また、ステージは私のデスク(白艶消しデコラ張り)です。ツヤの具合がいいので、大物以外は結構これで撮ってます。
「CL5585Hをカメラスタンドに付ける」
http://seimas.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/cl5585h-093e.html
に写ってます(この時はバックペーパー垂らしてますニャ)。

以上、ブログ本文並みの文章量になりましたが、お役に立てれば光栄です。敬服をいただいたとのこと恐縮ですが、やはり「ひとさまにわかってもらえるように」---この気持ち大事です。

またどうぞ。

投稿: seimas | 2012年10月19日 (金) 23時12分

CN-126を愛用している者です。
ACアダプター、amazonで売ってるみたいですよ?
ご参考までにURL貼っておきます。
http://www.amazon.co.jp/LED%E3%83%93%E3%83%87%E3%82%AA%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88-LED%E3%83%93%E3%83%87%E3%82%AA%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88CN-160-CN-126%E7%94%A8%E3%80%90%E5%B0%82%E7%94%A8AC%E3%82%A2%E3%83%80%E3%83%97%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%80%91/dp/B00963KPPC

投稿: UC | 2012年11月24日 (土) 22時48分

UC様、はじめまして。

こりゃ有用な情報ありがとうございます。
やっぱりあるんですねぇ。

一眼レフカメラだとバッテリー室に入れて使うDCカプラーでAC駆動ができますが、CN-126、ビデオのバッテリーが使えるんだから、その手のものもあるかと思ってはいたものの、ビデオを使わない私には無縁なためサードパーティーのものまでは調べていませんでした。

投稿: seimas | 2012年11月24日 (土) 23時18分

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