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2013年3月の4件の記事

2013年3月30日 (土)

SUNWAYFOTO DDC-G1

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GITZO GK1580TQR5の雲台GH1780TQRに、アルカスイス互換規格のクランプが付けられればいいなという話を前回しましたが、中国のSUNWAYFOTOからズバリ、このGH1780TQR専用のものが出ています。SUNWAYFOTO DDC-G1 というものですが、付属のアッパーディスクと置き換える幅50mmのクランプです。

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SUNWAYFOTOもBENROと同じく、様々なクランプやプレートを製品として持っているメーカーで、「スライドプレート BENRO MPB20」の回 にご紹介したスライドプレートと 同じような製品 もあります。

20130330c このDDC-G1は完全にGH1780TQR専用のもので、3本のネジで固定するようになっていて、ジッツオのディスクと同じように、センターの穴のガイドも設置されている親切な設計です。

クランプ締込のノブも短めのもので、RRSやKIRKのものなどではノブを手前にして使用する場合に「アゴに当たって不愉快だ」とよく聞くことを改善しているのでしょう。

ただしこのモデルにはノブの反対側に水準器がついており、水準器の見やすさを考えるとノブを被写体側にして使った方が良いでしょう。

また、このモデルの水準器はユニットになっていて本体にネジ止めされているので、簡単にはずすことができます。ネジで取り付けてあることからこの水準器の水平の精度がちょっと疑われるのですが、まあ問題ないようです。

20130330d 製品には取り換え用のネジ(ステンレスの六角穴付きボルト)と六角レンチが付いているのですが、これがGITZO付属ののものより長い(右写真 ステンレス色-SUNWAYFOTO、黒クロメート-GITZO)ので使えません。

雲台本体側のネジ受け穴は、ネジ切りが通っているとはいえその下の支柱に若干被るため、ネジが長いと当たってしまいます。

従ってせっかく同梱してくれているのですが、雲台のもともとのネジを使わなければなりません。

換装するとこのような姿になります。

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もともとの付属のアッパーディスクにクランプを取り付けるよりはすっきりした、立ち上がりも抑えられたものになります。

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また、高さも抑えられてよくできたジッツオのクイックシューシステムは「ちょっと使いにくい」のですが、それと比べて大きさもほとんど同じに収納できます。(もちろん、この写真のように「横向き」に収納することはないでしょう。比較写真なのでこの向きにしただけです)

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20130330h そして三脚全体の質量は1.15kgほどになります。

ジッツオのクイックシューシステムを付けた状態(カメラプレートを除く)より20gほど増す程度ですから気にならないでしょう。

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2013年3月24日 (日)

GITZO GK1580TQR5の雲台GH1780TQR

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ジッツオのトラベラー三脚は脚が180度回転し、収納時の全長を大幅に短くするタイプで、今や各三脚メーカーがそのコンセプトをまねて同じような機構の三脚を出すに至っています。

ジッツオのものも第2世代となっており、その中の1型5段脚、GK1580TQR5 を昨年夏から使っています。「三脚3種」の回 で3種ご紹介しましたが、その中のULTRA LUXi Mがリプレースされていると思ってください。縮長は350mmとコンパクトですが、最大高は1480mmなので、使用時に腰をかがめることもありません。

さて、このGK1580TQR5はジッツオ等海外メーカーでは珍しく、三脚+雲台のキット品で、三脚はGT1551T、雲台はGH1780TQRと型番がついているのですが、この雲台はこの三脚専用の特殊な構造のため雲台のみの市販はされていません。GH1781TQRあるいはGH1781T がそれに相当するのですが、三脚への取付部が異なるため同じではありません。

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GK1580TQR5は、このような商品構成になっていて、デフォルトではジッツオ独自のクイックシュータイプになっていますが、KIT2に取り換えることで、カメラネジ固定タイプにもなります。また、雲台そのものをはずしKIT1に換えることで一般の雲台も取付可能です。

しかし、写真のように三脚の脚が平行になるように畳むには、その中に収まる雲台の径に制約があり、直径40mm以下でないと脚が開いてしまいます。そこでこの雲台GH1780TQRには側面の脚に当たる部分に広い溝を付け、うまく30mmのボール径の雲台をこの中に収める工夫がされています。

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この工夫があるおかげで、一眼レフでも使用できる、ボール径の大きい雲台付きであるにも関わらず、三脚全体の径を100mmに抑えています。

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さて、クイックシュー、カメラネジ、コンバーチブルにはなっているとはいえ、このクイックシューはジッツオ独自のもので、ちょっと使い勝手がよくありません。アルカスイス互換のものになっていれば便利なのですが、ジッツオというメーカーはこのあたりは頑固というかプライド高いというか、他社の規格を採用することはないでしょう。

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カメラネジのアッパーディスクにアルカスイス互換のクランプを取り付ければ済むことですが、せっかくのコンパクトな収納が台無しになります。

20130324f ではアッパーディスクを付けずに、軸にクランプが取り付けられるかというと、これもセンター穴がネジの切っていない7mm径の穴で、それを囲む3か所でネジ止めする構造になっています。

7mmの穴なので3/8インチのネジ切りをすれば付けられるものはあるでしょうが、3/8インチのネジ切りはちょっとシンドイので私には無理です。

ReallyRightStuffからは、「GH1780TQRのリプレース用に最適」として超小型の BH-25 というものが出ていて、よくブログなどで紹介されていますが、これは雲台そのものを交換します。

20130324g 雲台を交換するには、三脚センターポール上部からはずすのですが、この取付方法が独自のため、雲台は専用品となっていて、取り換えのKIT1が同梱されているのです。

この雲台取付座KIT1は外径が50mmあるため、これを介して雲台をつけようにも、そもそも脚を平行になるまで折りたたむことができないので、その場合には脚を180度回転せず、一般の三脚のように畳むことを想定しているようです(もちろんその場合には350mmまではコンパクトにならず、雲台を除いても410mmほどです)。RRSのBH-25を付ける場合には、この台座は省略するようです。

付属品が多く、取付ネジがそれぞれ異なるため、付属のレンチが多くなっています。最小のものはクイックシューベースのネジ用、2番目はカメラネジのアッパーディスク(KIT2)用、3番目は雲台をセンターポールにしっかりと取り付けるための回転防止ネジ。そして大きい2本は脚の回転軸の調整ネジ用で、通しネジなので両側で使うために2本同梱されています。

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2013年3月18日 (月)

人騒がせなIE10

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Windows8をお使いの方で、モダンスタイル版のIE10を常時お使いの方はお気づきになったでしょうが、3/12のアップデートでAdobe Flash Playerが更新され、Flashコンテンツがモダンスタイル版IE10上でも表示されるようになりました。

このブログでは写真関係しか取り上げていませんが、実は私、Webデザインも仕事のうち。モダンスタイル版のIE10の発表、リリースで「フラッシュが表示されなくなります。表示したければ、MSに申請し、お墨付きをもらいなさい」というアナウンスには愕然としました。

もっとも、私のつくるフラッシュコンテンツは代替えの静止画が効くような、単純なものだし、そもそもiOSでもフラッシが表示されなかったので、私にとっては深刻な事態ではなかったのですが、弱小デザイナーが小さなサイトで使っているフラッシュコンテンツをわざわざ精査などしてくれるのか、申請してチェックを受けリストに入れてもらってまでする必要があるのかと困っていたところでした。

ところが、マイクロソフトがこれまでの申請、チェックを行ったところでは、かれらの要求に合致しないフラッシュコンテンツは5%どまりだったようで、今回の「フラッシュ解禁」となったようです。

確かに肥大したコンテンツ(リソース)が非力なタブレットで問題を起こすのは困るので、彼らの行った行動は正しいのですが、結果からすれば、なんとも人騒がせな動きでした。

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2013年3月 2日 (土)

スライドプレート BENRO MPB20

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「TS-E90mm F2.8でマクロ撮影 -3」の回 に、私の ベルボンのスーパーマグスライダー ではカメラ縦位置ではちょっと不安があることをお話しました。その時に、アルカスイス規格ではKIRKの マクロ撮影用Newロングレールプレート などがあることを書きましたが、もっとシンプルなスライドレールを見つけ購入したのでご紹介します。

マクロ撮影以外でも、構図を決めてから「ちょっと引きたい」「ちょっと寄りたい」なんてことはよくあることですが、印刷原稿用の写真では、ページいっぱい裁ち切りで使いたい場合には周りに3mmの「ヌリ足し(ドブ)」を付けて入稿しなければなりません。

そのトリミングを考え、撮影時に少し小さめに撮るのは当然なのですが、プレビューで判断する撮影立ち会いのスタイリストやデザイナーに「紙面ではこのくらいのバランスですよ」と説明するのに、カメラをちょっと前後してプレビューを見せられたらいいなと、かねてから思っていました。

前回のマクロ説明のとき以降、KIRKのロングプレートを使ってみようと思いながら、いろいろ調べていたら思わぬ伏兵がいました。それがBENRO MPB20 です。

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20130302c 20130302d 全長195mm(プレート長185mm)、幅38mm、全高20mmで質量は224gです。

KIRKのもののようにクランプの方向を90度振ることはできませんが、クランプとプレートが一体で非常に薄くできていて、クランプのネジも短いタイプなので、コンパクトです。

側面のスケールは両面とも先端を0とするもので、見やすい位置に付いています。

このMPB20は他のアクセサリーと組み合わせることでパノラマベースなどにもなる汎用アクセサリなので、水準器や1/4のカメラネジも付いていて、他にもいろいろと応用できそうです。

底面には落下防止のピンが付いているためプレート長185mmとはいってもクランプ上でスライドできる距離は100mmです。

ピンをはずせばもっと移動させることができます。仮に60mmのクランプに設置する場合、クランプフルで咬ませるのなら125mm、半分まで咬ませるなら全長寸法185mm分移動できます。

さて、私の場合はTS-E90mmで使用する場合が多いので、プレートがこれだけ薄くカメラのすぐ下にくるとなると、ティルトやシフトの際のクリアランスが十分かが一番の問題となります。

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5Dmk2では、このように最大のフォール、最大の下ティルト両方をかけてもぎりぎり収まっています(写真左はノーマルで∞時)。さすがにこの90mmよりレンズ径の大きいTS-E24mmや17mmでは、ノーマル使用では大丈夫なものの、フォールや下ティルトは最大にはできません。(EOS2ケタ機やkissでは90mmでもフルの移動はできないかもしれません)

また、レンズ先にはみだしたプレートが画角に入り込むかどうかも気になる点ですが、さすがに魚眼では無理ですが、12mm(シグマ 12-24mm F4.5-5.6 DG HSM)でも大丈夫でした。

さて、今まで持っていたスーパーマグスライダーとの比較です。

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前後の移動量は40mmほど増えました(先に書いたように脱落防止ピンをはずせばもっと増やせます)。

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また、カメラ縦位置の際のグラグラ感は、高さもこれだけ減り、各構造体の連結箇所も減ったためかなり解消します。

もっとも、スーパーマグスライダーは接写のために設計されていて2軸の移動はできますし、ノブ回転によるスライダーの微動ができますが、MPB20は前後の移動のみで移動はカメラをつかんで行うので、どちらが優れているかの比較ではありません。

20130302h 上の写真はすべて405につけたものですが、もう一つの雲台410、「クイックシュー部を加工しRRSのクランプをとりつけたのはいいが、クランプが縦方向になり、今一つ使用に違和感がある」ことを過去何回か記事にしましたが、このMPB20をつけることで非常に使い勝手のよい雲台になりました。

右の写真のようにクランプの解除レバーが左手で操作できると右手でカメラグリップを握ってカメラの前後移動ができるのですが、405のほうは既設のクイックシューの上にKIRKのクランプ(ノブ式)を付けていてクイックシューの寸法の都合上、左手側にノブがこないのが唯一の不満点です。

405のほうもこのRRSのレバー式にしても良いのですが、少し緩めてプレートをずらすことができるのでノブ式の方をそのまま採用しつづけます。(そのうちクイックシューを加工してノブが左手側になるようにするかもしれません これがベストです)

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