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2013年5月の4件の記事

2013年5月25日 (土)

TS-Eレンズ インテリア撮影用雲台の考察

20130525a

 

半年ほど前の記事 「撮影機材 ある日の荷物」 で取り上げた展示会撮影に再び行ってきました。前回と同じように「展示ブースの記録」「レセプションの様子の記録」「レセプションで出した料理の記録」の撮影という内容なのですが、前回から機材が若干変わったので(タブレットがThinkPad Tablet 2になったなど)、持ち出し機材も若干見直しました。

20130525b 今回は、撮影用ライトは自分か先方のスタッフの手持ちにすることにして、兼用三脚をやめて一脚にし、テザー撮影・先方も含めた写真チェック・ドラフトデータの受け渡しをタブレットのみで行うことにしたため、外付けモニターは無しに。

ライトも前回と異なり、最近買ってみた プロ機材 LEDバッテラ になっているのですが、これらの見直しのおかげで荷物は2kgほど軽くなりました。(このライトご紹介は日を改めて。。。また、持っては行ったものの、ライトを使うようなシーンがありませんでした トホホ)

そんな話は別として、今回取り上げたいのは、写真赤丸で囲った雲台です。

ごつい三脚は会場(展示ブース)を撮るために持っていくのですが、TS-Eレンズのシフトを使用して、垂直なものが垂直に写るように写真を撮る場合、三脚でしっかり水平が出ていれば、極論を言えば三脚のみでOKで雲台は不要なのです。

とはいえ、構図をしっかりと決めてからの三脚の微調整は大変なので、いわゆる「レべリングベース」を活用しようという訳です。

ウチには 「レベリングベースと410の2軸化」の回 にご紹介した、アクラテックのレべリングベース (写真左)があるので、これにスイベル(パン)機能のみを持ったアルカクランプをつければ用が足ります。

そこで購入したのが SUNWAYFOTO パノラマ雲台 DDH-02 (写真右)です。高さ16mm、径は51mm。非常に小型です。写真手前のノブはクランプ(ジョー)を開け閉めするためのもの。奥のノブはパンの開放・固定のためのもので、とてもシンプルなものです。

20130525d

 

20130525c これにより、三脚を固定したのちは、レベリングベースで水平を出してさえしまえば、左右の最終の構図決めはパノラマ雲台をパンするだけですし、上下はレンズをシフトするだけです。

今まで、この手の写真はマンフロット410で行っていました。また、クライアントの前回の撮影時には荷物を軽くするために自由雲台にしてみました。

いずれの方法でも、水平を取ったのちにパンすると、三脚そのものの水平がでていなければ再度調整が必要です。それが、このシステムなら改善されます。

また、何よりも軽い。合計330gですから、ウチにある一眼レフに耐える雲台では最軽量です。

ただやはり、微妙な水平出しは結構難しいです。自由雲台もそうですが、ボールを滑らして2軸の調整を一発で行う、しかもカメラを持って動かすので、やはりギア雲台の楽さには及びません。

この手の撮影で一番良い雲台はギア雲台の上にパノラマ雲台を設けることだと思います。過去、「レベリングベースと410の2軸化」でご紹介した方法もありますが、レベリングベースで最終的に水平を取るにはトップヘビーです。 「スライドプレート BENRO MPB20」 で「#410にMPB20を乗せて使いやすくなった」と〆ましたが、空間撮りの場合にはノーマルな410にDDH-02を乗せ換えて使用したいと思います。

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2013年5月18日 (土)

GK1580TQR5

20130518a 前回GITZOのGT3540LとGT2540の各段の高さを測ったので、今回はトラベラーシリーズ GK1580TQR5を測っておきましょう。

畳んだ状態でコンパクトになるよう伸長は控えめで、センターポールを伸ばしきって使わざるを得ないため、センターポールの保持部の設計も入念で、一般の同径のものよりフニャフニャ感は少なくなっています。

この三脚は専用の雲台を使用しているため、雲台抜きの三脚のみの高さはあまり用はないと思われます。従って雲台 しかもアルカスイス互換規格のクランプSUNWAYFOTO DDC-G1 をつけた状態の寸法でいきたいと思います。

この手のクランプ雲台の場合は、プレートの当たる面までの高さがリーズナブルなのでそれで表記しますが、クランプの最上面の高さは4mm足してください。

また、オリジナルの三脚ネジタイプの台座(KIT2)の場合には約4mm減らしてください。

20130518b

ちなみに私の身長は174cm。靴を履いての目の高さはちょうど165cmなのですが、ファインダーを覗く心地よい高さはその数字より若干低く、だいたい5~10cm下だと感じています。

アルカスイス型のプレートを履いたNEX-7、5DmkIIのファインダー高さは7cm~10cmぐらいなので、この三脚はすべて伸ばし切ってちょうど覗きやすい高さになります。

20130518c ◆NEX-7 + SUNWAYFOTO PSL-N7 / 5DmkII + RRS B5D2-L のファインダー高さ

20130518d この三脚は1シリーズですから一番太いパイプでも径は24mm、一番細いものは8mmしかありません。重量のあるカメラでは一番伸ばして使用することは、ある程度撮影シーンが限られるでしょう。それでも日中屋外での中焦点距離のレンズならば一眼レフでも使用できます。

右は5DmkIIIにEF24-70mm F4Lをつけた状態です。ぱっと見、センターポールが長すぎて心許ないように見えますが、シャッター手押しはさすがにためらわれるものの、レリーズやリモコン使用であればまず問題なく使えると思っています。

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2013年5月13日 (月)

GT3540L、GT2540 そしてなぜかGT1541

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過去ご紹介したように私の使用している三脚はGITZOのGT3540LとGT2540で、それに加えて細い小型の三脚がしばしば変わっています。

今回、数週間GT1541が手元にある状況になったので、「GITZO三脚の裏ワザ 脚長の延長」の回 にご紹介した脚の継ぎ足しの続きをやってみます。

20130512b「GK1580TQR5 を持っているんだからそれでできるのでは」と考えた方もいらっしゃるかもしれませんが、トラベラーシリーズ5段脚のロックナットは外見だけではなくネジピッチも異なるため使えません。(写真上はマウンテニア、下はトラベラー)

せっかく手に入ったので、最大に伸ばした状態だけでなく、各段での高さを測りました(各段での寸法データって出回ってないんですよね 貴重ですよ! 笑)。

ちなみにアッパーディスク上面までの高さで三脚ネジ高は入れていません。

まずは3機種のノーマルでの高さです。(各上段の数字はエレベーター最大延長時)

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今回借りたGT1541は、一回り太いGT2540より各脚の長さがほんの少し長いようで、伸ばすと背が高くなります。

今回GT1541があることでGT3540Lは2段の延長が可能で、下1段をGT1541の下3段と入れ替えてみます。またGT2540も下1段ではなく2段をGT1541の下3段と入れ替えてみます(そのほうが1段あたり数ミリ有利のようです)。

20130512f

 

こちらも各段毎の高さを測りましょう。

20130512g_2

20130512h

このようにかなりの延長ができるのですが、さすがに2段延長したGT3540Lは全体の剛性が落ち、脚を持ってひねるとしなります。私の場合は6段に延長することは今後もまずないと思われるのですが、もしあるとすれば屋内や整地された場所で無風でそこそこ軽いレンズなので、それに限れば問題ないレベルだと思います。

しかし、例えば自然風景を望遠レンズで撮る方は、この方法で高さを稼ぐのは良くないかもしれません。3シリーズの1段増しがせいぜい許せる範囲でしょう。

なお、GT3540L、GT2540は現行のひとつ前の機種ですが、脚長はほとんど違わないので現行品でもほぼ同じ数字になると思います。

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2013年5月 4日 (土)

SUNWAYFOTO PSL-N7 -その3- 改造

20130504a_2

 

さて、三脚穴周りが出っ張っているのも関わらず、表面が平らなPSL-N7ですから、その部分を削ってしまおうと思うのは当然の帰結ですよね。

20130504b

このように約1mmヤスリで削ってみました。そしてNEX-7を装着してみると。。。ん?。。。ちっとも改善されていない。よく見ると、ネジ孔周辺は引っ張られているのに左右は浮いたままです。再度はずし、カメラの底面周辺を見ると、前面下部の傾斜した部分に微妙にスリキズが。。。

20130504c

どうも、この立ち上がり部分が先に当たってしまうため、プレートの上面とカメラの底面は密着しないようです。せっかく三脚穴周辺を削ったのにこれでは全く意味がない。仕方なく、何か平たいものをプレート上面に貼るしかないでしょう。

1mm以上の厚みでは元の状態(プレートの立ち上がり部分がカメラの傾斜した部分に当たらない)になってしまうようなので、0.5mm前後の厚みのものを物色。ゴムなどの柔らかいものでは、「密着させて剛性を高める」ことができないので、ほどよい硬さのものとしてメモパッドの台紙だったボール紙(0.6mm)を採用。紙なので濡れるとダメでしょうがまあイイことにしましょう。

20130504d

20130504e また、垂直ではないL字側板は、手で「グッ」と押して垂直を出します。

このように調整して、なんとか「底面がすべて当りつつも、立ち上がり部分もカメラにちょうどフィットする」ようになり、へんな隙間が見当たらなくなりました。

20130504f

前回の実験同様に500gの負荷をかけると、ずれは2.5mm程度です。皆無にはできないようですが、なんとか実用になる程度まで改良できました。

なお、このガタツキや側板の垂直が出ていない状況は、この製品すべての仕様なのか、私の購入した個体オンリーのものかはわかりません。どなたか情報をお持ちでしたらお知らせください。また、RRSの同等品 は見たところPSL-N7より剛性は高そう(価格も高い)ですが、同じ実験でどのような結果になるのか知りたいところです。

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