格安の一脚ホルダー
仕事上ではあまり一脚は使いませんが、一応持っています。
さて、三脚に比べると行動性がある一脚。使わないとき(手持ち撮影時)にはどうしてます?
2回ご紹介した、あるイベントの撮影。手持ち→一脚使いでスピーディに→三脚でじっくりとといった具合に短時間で使ったり使わなかったりが頻繁な案件でしたが、その際に、「一脚を腰にぶら下げるためのホルダーが欲しい」と、いろいろ探してみました。
「一脚ホルダー」が適切な名称かと探すと、ジッツオからは「ホルスター」として一脚用:GC5330 だけでなく三脚用:GC3320 などというものもでていますがちょっとお高いですね。これらは、単に収納するだけではなく「腰の位置で一脚の脚先をホールドしてカメラブレを防ぐ」撮り方にも対応しているようです。その他、なじみのないブランドのものもamazonで売られています が、これはちょっとパスしました。
さて、私の現在持っている一脚はベルボンの ULTRA STICK R50 というもので、ベルボン独自の「ダイレクトコンタクトパイプ」という「脚パイプそのものをひねって脚のロック・アンロックを行う」シリーズのもので、その一番太いタイプR50は一番太いパイプが30mm、最下段(5段)でも18mmある充分太いものです。
ダイレクトコンタクトパイプのおかげで余計なふくらみがありません。一番太い部分は巻いてあるウレタン部分で、ここが結構太いため、筒状のホルダーだと抜きだすときに引っかかる心配があります(ウレタンのため余計に引っかかりやすい)。上でご紹介したamazonのものは、ナイロン製と思われる筒の部分は断面がカマボコ状ですので、余計抜きにくいと判断されパスしました。
そうかといってジッツオのものは手前に引きだすので引っかかる懸念はないものの、ゴツいし高い。また撮影時のサポート用は特に考えていないので、もっと一般品で使えるものはないかとDIYショップに行ったついでに探してみました。
大工や職人用のベルトポーチ関連は、作りがしっかりしている割に安いので期待をしていたのですが、やはりちょうど良いものがありました。
ふくろ倶楽部 ツールホルダー マルチ 鏝・指示ライト CO-T1 という名ですが、上部の切り欠きは左官鏝(こて)の柄を立ち上げている部分「首」をひっかけるためのものです。
合成皮革を丸めているので、ほぼ真円が保たれており、一脚を抜くときもほとんど引っかかりません。
筒状の部分が短いと、一脚に雲台をつけているトップヘビーな状態だと不安定ですが、この深さだとグラグラせず、非常に安定したホールド感です。
穴径の「Φ44」は、実際に44mm径の化粧品ボトルを突っ込み、それがギチギチだったので表記した寸法です。抜きやすい最大径は私の一脚程度の40mmといったところです。
この通り、まさに ULTRA STICK R50にぴったりの寸法ですが、これに近い寸法の一脚をお使いの方、トッププレートの直径が50mm程度あるならコレ使えますよ。
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コメント
これはいいですね。
アメリカ等では、三脚も一脚も腰に吊り下げて撮影時に持ち運ぶという方が多いようです。
すみません、一つ質問です。ブログ内でよく使われているイラストは何でつくっているんですか。とても見やすくかっこいいので参考にさせていただきたいです。イラストレイターですか。
投稿: kiii | 2013年7月 6日 (土) 13時55分
Kiiiさん、はじめまして。(ではなかったですね。リンク先で気が付きました。失礼しました)
日本でも、スポーツ報道系の方などは使っているかもしれません。しかし大型三脚をブラ下げるのは何とも。。。笑
>イラストは何でつくっているんですか。
デザイナーですのでAdobe Illustratorも使いますが、この手のWeb用のイラスト、図版はAdobe Fireworks(ファイヤーワークス)によるものです。イラレと同じようにベクター系の図が描きやすいので、またDreamweaverとの連携でWebページの構成を行いやすいのでWeb系クリエーターは結構使ってますが、次のバージョンの開発をしないとの声明があり誠に残念なソフトです。
投稿: seimas | 2013年7月 6日 (土) 16時59分