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2013年9月14日 (土)

私の撮影ブース(撮影コーナー)

20130914aやっと病状もよくなり長時間の座り作業ができるようになりましたが、さすがにたまった仕事を処理するので手いっぱい。ブログのほうにはなかなか手がまわりませんな。

今回は、過去何回かちょこっと写っている私の撮影コーナーの話でも。

一応写真でも食っているとはいえ、しっかりしたスタジオが持てるはずもなく、撮影仕事も小さめのブツ撮りがメインのため、一般にいうところの「書斎レベル」の仕事場の一角が頻繁に使う撮影コーナーです。

写真①は仕事机の天板ですが、この天板は特注のもので巾210・奥行55cmの白半ツヤのデコラ貼りの天板のみのものです。これを部屋の左右の書棚の棚板に渡してあるのですが、棚板にカブるので有効部分は巾170cm。

同じように書棚上部の棚板にも棚板材を渡しています(写真②)。両者とも乗せてあるだけなので前後にスライドすることが可能です。

そして書棚中間にはアルミパイプを渡し、バックペーパーを下げるのに使っています(写真③)。高さのあるものを撮る場合には棚板を渡している段で使います。

さてここからが、便利パーツのご紹介となるわけですが、

20130914b ④はマンフロットの ミニクランプ 171 というもので、本来はΦ35mmまでのパイプに様々な機材を固定するためのものです。縦方向に開いた穴に16mm/17mmのダボ(スピゴット)がつけられるようになっています。

パイプ取付用とはいえ、机などの平らな板に固定することも可能ですが、クランプの平らな面が小さいため大きな面取りのある板には固定ができません。

20130914c_2

20130914d そのままでも平らな板(角がしっかりついたもの)をくわえることはできるのですが、パイプ用になだらかな凹面がつくってあり、平らな部分の奥行が1cmほどしかないため、しっかり締め込むと板表面に傷がつくおそれがあります。

そこで私は、短冊状に切ったコルクを貼って使っています。

さて、このクランプの本来はダボを付ける穴。直径17.5mmですが貫通しているため、過去何回かご説明した、銀一の16mmシステムパイプを通し、高さの調節のできる「吊り下げポール」として利用します。 

写真の⑤にあたる、この「銀一ポール」(何回も言いますが正式な名前がわかりません)。16mm径のアルミで両端が1/4のオス、メスになっていて連結できる、長さに30cm、50cm、80cm、100cmとバリエーションのあるものです。これの適切な長さを連結して高さがちょうどよくなるようにします。また上端には エツミ 止ネジ短 E-521をつけ落下を防止しています。( 「銀一ポール」「エツミ E-521」はともに生産完了品です 2015.05.17

20130914e_2

 

このセットをふたつ吊り下げているのですが、横方向の間隔はクランプの取付位置で自由に調整できても、前後(奥行方向)は片方を棚板の向こう側に取り付けても棚板奥行(20cm)の固定値しかできません。そこで片方にはフレキシブルアームをつけて自由度を高めています(写真⑥)。

20130914f プロ機材 フレキシブルアーム AAA-4074 というものですが、全長32cmのプラスチックパーツを継いだタイプのものです。

400gぐらいのものなら好きな位置・向きに固定できます。LEDライト Camlight PL-88 (質量410g)でも好きな位置に固定できますので、これで一応は十分なのですが、これ以上に重いものを固定するとなると がっちりしたクランクアーム が必要となるでしょうね。

20130914g このようなセットがあれば、ライトとディフューザーの距離を調整して好みのライティングを行うことも可能です(右写真ではディフューザーとして乳半アクリルを使っています)。

専用のスタジオではないため、他の作業の邪魔にならず、かといって設置に時間のかかるものでは困るため様々な試行錯誤の末に落ち着いた方法です。

もちろん、もっと大きなものや、ライティングをしっかりやるため後ろ側に空間が必要な場合には、しっかりしたセットを組むのですが、白バックのちょっとした商品写真や当ブログ用に撮る場合にはほとんどこれで済ましています。

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コメント

コンパクトな撮影ブース、興味深く拝見しました。とても参考になります。大きいセットでゆったりとライティングしたほうが結果が良いことが多いのですが、そこまでして、はたして…?ということも時々あります。大は小を兼ねるとは限らない局面がありますね。ややこしいことに、その逆もあって「パンフレットに掲載する3センチ四方ぐらいの小さい写真だから…」との注文を受け、お手軽撮影したあとに 「やっぱりポスターにする」など、どんでん返しもあるのです。依頼主も迷いながらの注文なので、しょうがないです。対応しまっせ!

投稿: pink | 2013年9月15日 (日) 18時45分

>大は小を兼ねるとは限らない局面がありますね
そうなんですよね。まあ、基本荷物の負担がなければ大きなセットにしておけばいいのですが、私の場合、「撮る場所は狭い」「出張撮影は荷を軽くしたい」とのことから小さいセットを工夫するのはお手の物です。

次回、このパーツを使った出張セットをご紹介しますよ!


>どんでん返しもあるのです
あるある!そういうの困りますよね。
小さいものでそんな場合、マクロなど使わずにそこそこの寄りで撮って、かなりトリミングして納品したら、「デカイの欲しい」って、そりゃあないぞ!

投稿: seimas | 2013年9月16日 (月) 23時59分

興味深く拝見しました
GITZOの延長方法など目から鱗でした

因に「銀一ポール」については生産完了の様です
生産元が製造中止し再販の予定も無いとの事です
カタログ落ちし、上記理由からWeb掲載も無くなり
もう既に新品在庫もないみたいです

店頭に80cmか100cmの中古が1本だけありましたが
「銀一ポール」軽くて良いですね
在庫があれば何本かまとめ買いしたいアイテムでした

私は同じ様な用途でIGINのICトレペアームを使用しています
ICトレペアームは両端1/4ではなく3/8のオス/メスのダボ形状

「銀一ポール」は中が空洞で軽量
ICトレペアームは中の詰まった鉄棒

強度と重量が違いますが「銀一ポール」という選択肢
サイズ刻みも異なるので、廃盤は残念なアイテムですね

投稿: 通りすがり | 2013年10月 6日 (日) 19時23分

通りすがりさん、コメントありがとうございます。

そうですか、「銀一ポール」はもう入手不可能ですか。
銀一が銀座一丁目にもあったころでも(今は系列のクランプラーショップになってます)、「職人さんが細々と作っているので次の入荷などはっきりしてない」って言われましたので、もう既に終息近かったのでしょう。

ICトレペアームも存じてます。ヨドバシでも扱いがありますね。このほうがしっかりしていますが重いので、私のような使い方にはちょっと不向きです。

「銀一ポール」は今持っている物を大事に使わなくちゃ。

投稿: seimas | 2013年10月 6日 (日) 21時39分

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