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2013年10月12日 (土)

ピーカン外光でブツ撮りをする

20131012a

 

今週も先週の撮りこぼしを撮影しましたが、これがなかなかの難物。「庭の樹木をぼかした背景でドリンクを撮りたい」とのリクエストなのですが、ご存じのように快晴の太陽光ではコントラストがきつ過ぎ、背景は真っ暗、グラスのフチは飛びまくりです。

スケジュールの都合がつけば薄曇りという手もありますが、クライアント立ち会いの撮影ではそうもいきません。そこで登場するのが再三登場の自作ディフューザー。そして、ステージとなる片面フロストの、イイ具合に緑色の入ったガラス板を支えるのには前回登場のドリーポッドです。

20131012b 背景となる庭木を移動するわけにはいかないので、被写体、カメラそれぞれを適切な位置にセッティングしなければならないのがこの手の撮影の面倒なところ。

三脚でも良いのですが、もしセンターポールの調節量で足りない時は、危険なガラス板を一旦はずし、三本の脚を伸ばしたり縮めたりしなければなりません。

しかしこのドリーポッドなら、全高790~1430と64cmも変えられるので気になりません。実はこのカットの後、床グレーチングまで写し込んだかなりの俯瞰のカットも撮ったのですが、カメラ位置こそアイレベルより上がりましたが、このままスルスルと降ろしたステージで問題ありませんでした。

20131012c ドリーポッドへのガラス板の固定方法は、雲台 マンフロット405(アルカスイスクランプ付)にロングプレートをつけ、そのロングプレートとガラス板をクランプで締めています。

こうすることで脚のセンターにガラスセンターを合わせ、転倒をはじめとした様々な事故をなるべく防ごうというわけです。なにしろこのガラス板、40cm角程度ですが3.3kgもあり、何かあっては大変です。

雲台を405にしたのも、その耐荷重はもちろんですが、ステージの水平を出す(被写体が液体だけに水平にはシビアです)のにギアを回すだけで済み、これも一般の雲台なら緩めた途端ガラスがガクンと傾き、その拍子に落ちるなんてことが防げます。

 

さて、もうひとつのツール、自作ディフューザーのほうは、「出張撮影での小物撮影用ブース」の回 でご紹介した方法をスケールアップしたもので、使用したディフューザーは720×1250mmのサイズ。

20131012d

ちょうどこの場所には左右に手すりがあり、そこに ミニクランプ 171 と「銀一ポール」の組み合わせで支柱を立て、そこにメガネクリップで留めています。

広告写真、広告ムービーなどでは大がかりな脚組、枠組を組み、それに大きな紗幕を張り、それを「天幕」としますが、人を撮る場合でもなければ、この私のキットで十分です。ちょっと見、もっと小さなサイズのディフューザーでもいけそうですが、実は3時間ほどの撮影時間の間に太陽は随分と動くので、最後まで直射日光が入らないよう、大きめにしました。

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コメント

料理の撮影で、「背景をぼかして撮ってください」 とその場で注文されることがあり、なんとか対応してはいます。
いろんな方法があるはずなので研究中です。
いまのところ仕事では自然光だけでの物撮りは経験がないので、盲点でした。
引き出しを用意しておかなくちゃ。
「外で? 背景ぼかして? OK、できますよ。」って即答したいですね。

投稿: pink | 2013年10月13日 (日) 23時12分

いまどきの料理写真はぼかして撮るのが多いようですね。女性向け情報誌なんかの影響でしょうか。女性の方が「ボケ」が好きですね。
見せたいものがしっかりと写り、なおかつ適度なボケで雰囲気づくり。テクニックが要求されます。

外でのブツ撮りは今まで皆無ではないのですが、今回のはかなりてこずりました。実はドリンクの撮影とはいえ、主役がグラスである特殊な例なので、エッジを際立たせ、かといって極度なハイライトで中のドリンクが「死なない」ライティング。自然光となるとコントロールは大変です。白レフ、黒レフ立てまくりでした。

投稿: seimas | 2013年10月14日 (月) 18時24分

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