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2014年12月14日 (日)

BENRO VT1 と Manfrotto 209

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BENRO VT1 に似通ったものとして、手元にある Manfrotto 209 についても触れておきましょう。これは一脚に付けるものとしては銘打っていない「テーブルトップ三脚」ですが、雲台取付ネジが太ネジのため、VT1同様ジッツオ一脚の補助脚として使えます。

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20141213cc 脚は下向きに畳まれるのでストッパー機能はなく雲台機構も持たないため、非常に軽量(100g。VT1は240g)ですが、VT1と同じような寸法に展開します。

両者ともに直径約250mmとなるので、ミニ三脚としての使用時でも、一脚の補助脚としての使用時でも、安定感は同程度です。

209はティルト機能がないので、微妙な水平調整は脚のしなりで対応できても大幅な傾きをつけることはできません。

もしそれが必要なら雲台を付けることになりますが、ネジが太ネジのため、日本のメーカーの小型雲台には候補があまりありません。

20141213d 右の写真で利用しているのはエーディテクノ CL75HOX に付属していたボールヘッド(自由雲台)ですが、小型軽量の割にはしっかり耐荷重があり、これ単品の製品がパンプロダクトで購入可能です。

XXX Ball-Head “baby” という製品ですが、この手の中国製パーツ、元の製品ブランドが特になく、OEMという訳でもなく、あちこちの製品に使われているので、よく探すとパーツだけで入手可能です。

これだけでは細ネジの仕様でそのままでは一脚の先につきませんので1/4→3/8インチのアダプターを付け、脚を傾ける時の抵抗はボールを締めるハンドルを調節することとなります。メンドクサイね。普通は雲台なしでもよいのではないでしょうか。ただこの組み合わせ、卓上三脚としてはかなり優秀ですよ。

さて、せっかくふたつ並べているので、寸法の差異をまとめておきましょう。

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一脚の先につけっぱなしにする場合は収納時に増える全長が気になりますが、VT1は上への跳ね上げ式なので5cmほどとそれほど大きくはないのですが、209は13cmほど長くなります。

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使用時の寸法はVT1のほうが、若干背が高い。ネジ長が長い。といったところですが、軸下のクリアランスが少ないのが気になります。室内や平坦な屋外では問題ありませんが、不整地では3ミリのクリアランスでは何かに当たってしまうこともあり得ます。

20141213g 屋外での使用に関しては209のほうにも気になる点があります。

脚の接地面は小さなコルク貼りになっていて、机上で使う場合には机に傷をつけずなおかつ変なフニャフニャ感がなくて良いのですが、屋外地面で使うとあっという間にはずれてしまいそうです。

しっかりしたアルミダイキャスト製で強度そのものには問題ないのですが、こういうパーツがなくなるのが厭な方には大いに気になる点でしょう。

20141213h そして209のほうにはもうひとつ問題点があります。ジッツオの三脚・一脚の現行品の石突きは「セルフロック式石突」と呼ばれる方式になっていて(詳しくは「GITZO三脚の石突を失くした」の回参照)ネジ穴に段差があるため、ネジ長が7mmでは足りません。

私の改造一脚は旧タイプの脚先となっているため使えるのですが、現行品をお使いの方にはお勧めできません。

いずれの製品もミニ三脚/一脚補助脚両方で万能に使えるようにはなってはいませんが、使い方に合っていれば便利なものだと思います。

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