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2015年6月19日 (金)

グーグルマップの便利さを改めて感じた

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いきなり何の写真かとお思いでしょう。

30年近く前、まだ企業でデザイナーをしていた頃、ヨーロッパへの出張に1回行かせてもらいました。ミラノ、マドリッド、バレンシアで各々開かれたインテリア・照明関係のフェアに、買い付けのお手伝い(もちろんメインの輸入業務担当者がいて、私は企画開発担当としてデザインの良し悪し、市場性の有無の意見を言うだけの、重要なようでいて気楽なお仕事ですw)だったのですが、その移動途中スペイン ラ・マンチャ地方で撮ったものです。

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当時私がいたデザイン部門では、この手の出張時の写真はすべてスライドで管理していたので、この出張時にも30本ぐらいのリバーサルフィルム(フジクローム)を持っていったのですが、カメラは社のものでなく自前のCanonAE-1プログラムを使ったと記憶しています。(レンズは社のものか自前か忘れました)

もちろん社の資料なのでほとんどのスライドは会社に残したままですが、ダブっているカットを特別に個人的にもらい保管していました。それを10年ほど前にスキャンしていたものなのですが、この前ふとしたことで写真が必要となり、詳しい地名を表記しなければならなくなりました。

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この有名な風車のある場所はコンスエグラ(Consuegra)かカンポ・デ・クリプターナ(Campo de Criptana)かになるのですが、すっかりどちらか忘れていました。あるいは当時、ラ・マンチャ(州)だけで済ませていたかもしれません。そこでネットで拾える画像を様々見たのですが、どちらかに特定できる決定的な証拠がありません。

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この街並みの写真も確かにその地で撮ったものなのですが、グーグルマップのストリートビューを見てもどちらの町にもありそうなので困りました。何かこの町を特定できるランドマーク的なものや風車の群像カットは社に残したものにはあるかもしれませんが、手元にはありません。(出張報告書のコピーでもとっておけばよかった…)

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唯一、遠景がくっきり入ったこのカットが使えそうです。そう遠くないところに4基の風車小屋がある丘が写っています。が、ネットで検索してでてくる写真にはこれらが写っている物が見当たりません。

そこで光の当たり方から判断して、「その地の南から西までの方角に独立した丘があるのはどちらか」という見方でグーグルマップを精査。
コンスエグラでは西のほうは山がちですが、独立した丘がありません。一方、カンポ・デ・クリプターナのほうは、

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南西の方角に丘が!

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ズームすると確かに4基の風車が写っています!いまだに健在のようです!!傾斜ビューで見ると風車はぺしゃんこになってしまいますが、丘中腹の畑の区分や、遠景の山並みがはっきりそれだとわかります。傾斜ビューでは任意な方角にはできずに、この場合、真東から見たものでの判断とはなりますが、明らかに写真に写っている丘です。

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グーグルアースでも当然同じようなことができ、見下ろす方角も任意にできるので、カンポ・デ・クリプターナからの見え方と同じになるようにすると、4基の風車の建つ場所の高度が左から高・高・低・低となっているのまでわかります。

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ということで、カンポ・デ・クリプターナだったということが決定しました。

普段便利に使っているグーグルマップ、グーグルアース。30年前の写真の場所の特定なんて判じ物じみた使い方は私は初めてですが、あらためて便利なものだと思いました。

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