カテゴリー「その他機材」の20件の記事

2016年5月29日 (日)

コンパクトアンブレラセットに魔改造 -2

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下3段、上2段にすると、このように分かれます。一番上のものは別の壊れたスタンドで作った延長ロッドなのですが、今回これを上2段として連結することを考えます。

20160528b 今回改造するナノスタンドは、各段を締めるクランプ部分は下段の上に被せられているだけで、クランプ長さ(高さ)は25mm、咥え込みは15mmあります。

このまま15mmを出しっぱなしにしたほうが、パイプを伸ばす時の指のかかりとなるのでそのままでも良いのですが、この15mmもカットしてしまいます。カットなしで全高385(+5)mm、カットすると370(+5)mm。「+5mm」はネジ高です。

右の写真で、クランプのノブの向きが上の写真と逆になっていますが、この写真は、もう一段上(下4段、上1段)で検討したときのものなので逆向きであって、ナノスタンドに左右逆についているタイプがあるわけではありません。

20160528c この手のパイプの加工は日常茶飯事のため、パイプカッターを持っています。

藤原産業SK11(SK11はブランド名)のPC-50 というものですが、50mm径のものまで切れ、切ったあとに、内側に倒れ込んだ切り口を面取りできる面取りカッターまでついているため便利です。

クルクルと回転させて切るのですが、アルミの場合は素材が柔らかい(スタンドなどで使うものは硬めの材質)ため、一気に切る(締め込みを強くする)と切り口の内側への倒れ込みが多いため、少しづつ切っていくのがコツです。

そうやって15mm切ったものを実際に伸ばしてみると以下のようになります。

20160528d

縮長は先に書いたとおり370mm。図で最小高を375mmとしたのは5mm浮かしているからです。また最大高は一概に書けないのがこのナノスタンドの特徴です。脚の開きがかなり調整でき、一番すぼめると平で置いたときより325mmも高くなるのですが、脚をすぼめた分不安定になります。安定感のある最大高は1200mmといったところでしょう。ブツ撮りのライティングやレフの保持にはこのままでも十分なので、端部を細ネジ仕様にします。アンブレラ使用の場合などのために上2段を継ぐ場合にも、その下端が細ネジメスになっていればつながります。

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海外ダボ兼用の16mmのダボを入れて接着しても良いのですが、LPLのカメラネジアダプターLS-31 は日本仕様の17mm径のため19mmパイプにピッタリ収まります。

パイプを切ったあとに内面ヘリをそこそこ面取りすれば叩き込んで収めなければならないくらいピッタリと固定します。

LS-31はダボとしては結構高額なのでこんなことに使うのにはもったいないのですが、今回使用したものは、壊れた機材から確保したものです。

同様に上部2段分の延長ロッドも19mm、16mmのパイプでできていて、下端はこのLS-31と同じような質感の中央に細ネジ穴が開いたものです。

そうやってできた連結式スタンドは折りたたむと以下のような感じです。

縮長が380mmになったのはダボにベース部分があったためです。また、下段の最大が1320とあり、上の写真の1325より少ないのは誤差としてくださいw。

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20160528g2 連結してアンブレラホルダー、ストロボ、アンブレラをセットするとこのようになります。

上述のように脚はもう少しすぼめることで高さは増えます。若干安定は悪くなりますが、この高さから100mmほど増やすことは可能です。

そしてウチに転がっているナイロン製のケースのなかでピッタリのサイズのものがあったためそれをセット(下段、上段、アンブレラ、アンブレラホルダー)の収納ケースにしました。

20160528h

たぶん三脚かスタンドに付属していたケースだと思うのですが、ふたつもあります。7.5×5.5×38cmの袋なのですが、全長40.5cmのアンブレラをつっこんでもファスナーはしっかり閉まります。

この4点セットは合計質量1360g。軽さもさることながら、カメラバッグにすっぽり入るサイズなので大変便利です。

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2016年5月21日 (土)

コンパクトアンブレラセットに魔改造 -1

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手持ち撮影だけれど強い補助光が必要になる案件がたまにあります。クリップオンを柔らかい光にする大型ディフューザーとして一番手ごろなのは何と言ってもルーセント(透過型)アンブレラでしょう。

20160521b この間、折り畳み式のアンブレラを購入したので、それに合わせて機材がコンパクトにならないか、特にスタンドの魔改造を行ってみました。

このアンブレラ、 【UNPLUGGED STUDIO】 36インチ 折りたたみ式ルーセントアンブレラ は90cmタイプながら折りたたみ式のため収納時の全長は40.5cmしかありません。であればカメラバッグに入ってしまいます。

そうなるとスタンドもカメラバッグに入れてしまいたくなりますが、私の持っているライトスタンドで、伸長が背丈を超えるものでは、縮長が一番短いものはマンフロット ナノスタンド 001JB です。

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まあ、皆さまお馴染みのこのスタンド、他のライトスタンドに比べれば断然短いのですが、それでも50cm近くあります。一般的なバッグの横幅は大きいタイプで40cm前後。私が使うものは内寸39cm、先のアンブレラは40.5cmといっても細い形状なので何とか入りますが、10cmも長いこのスタンドはさすがに入りません。

では、何段か減らすなどして短くできないか、と考えたわけです。

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この5段式スタンドは一番太いパイプで25mm径、5段目は13mm径を使ったダボ受(メスダボ 内径17mm)の日本仕様のものです。

20160521d 旧来の日本製の機器ばかりを載せるのであれば、このメスダボが一番都合がよいのですが、機器側がメスダボである海外製品が多くなってきた昨今では、このメスダボは重く長くなるばかりです。これをオスダボか細ネジにしてしまえばスタンドは短く、軽くなります。

特に細ネジにした場合は5cmも短くできるし、先に付けるアダプタを両方用意しておけば海外式、日本式、両方に対応できます。

しかし、上の各段の寸法を見れば分かるように5段のまま先端を細ネジにするだけでは、まだまだバッグに入る寸法にはなりません。

1段切る(4段にする)方法でも、先に書いたように内寸39cmの私のバッグには入りません。

2段切って3段にするしかなさそうです。

その場合、脚は12cmほど切ることになるのですが、この製品の脚はアルミ平板(正確には小さいアールの小判型断面)の先にゴム製の足先をはめてあるだけなので、短くするのは金ノコであっと言う間です。

問題は3段にした場合の全高です。

5段で210cmほどのスタンドなので3段にすると130cmにしかなりません。

当ブログでおなじみの16mmパイプのシステム、銀一パイプ(仮称)の30cmのものを2本継いで高くする手もありますが、ここでまた一工夫を考えました。

-以下次週-

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2016年5月 1日 (日)

百均グッズをバッテリーポーチに

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久しぶりの投稿がチンケな小物についてで申し訳ありませんが、便利グッズのご紹介!

20160413b カメラのバッテリーやクリップオンストロボのバッテリー。長時間の撮影では、交換用を肌身離さず携行したいものです。

格安のケースとしては、単三電池であれば右のようなPP(ポリプロピレン)のケースが標準で売られていますが、いかんせん、「ポケットに入れている物を出してフタを開け、電池を出して取り替えて、使いきったヤツを入れてフタをしめてポケットに入れる」なんて手間は大変です。

また、クリップオン用は良いとして、カメラバッテリーは?となると、ちょうどよいものはなかなかありません。

ところが、百均グッズをよく探すと「小銭入れ」 (左・中) 「ケータイ入れ」(右)など、高さが単三に適したものがいくつかあります。使いやすさの面でだいたい皆同じ大きさですが、これらがちょうど高さが単三の高さほどになっているのです。

 

20160413c

20160413d 真ん中の小銭入れは、LEDライト CN-126 のバッテリー(単三6本)がぴったり入るので、随分前から愛用していました。しばらく店頭から消えていましたが最近復活しているようです。

全面にはチャック付きの小部屋もあるので便利なのですが、小銭入れですからベルト通しがないため、バッグの中やポケットの中でバラバラにしないためのものでしかありません。

そこで今、一番便利に使っているものは上の写真右のケータイ入れです。

タイトル写真のように、カメラバッテリー1個とクリップオン用単三4本がぴったり入り、ベルト通しがあるので腰に携行できます。また、フタは面ファスナーのついたフラップ方式なのでバッテリー交換時も作業がとても楽です。

もともとはフラップの根元にプラのDリングがついていたのですが、邪魔なので取りました。とてもシンプルで使いやく、欲をいえば内側に薄いものが入れられるポケットがあればメディアの予備も一緒に携行できるのですが、それは自分で裁縫すれば付けられるのでそのうちにやるつもりです。

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また、サイドはゴムで厚み、幅が調整できるため、中身が若干大きくても平気です。クリップオン2台の時は交換電池が合計8本となりますが、なんとか入れることができます。

 

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2016年1月17日 (日)

クリップオン用円形ソフトボックス

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今年のご紹介アイテム第一弾は、Neewerの 40cmポータブルミニ円形ソフトボックス

Neewerだけではなく様々なブランドから出ていたのですが、この手の便利モノはあっという間に消えてしまうので、もはやリンク先ぐらいでしか手に入らなくなっています。

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クリップオンストロボ用のソフトボックスは、カメラに取り付けて使う事が前提では、下にあるレンズに被らない寸法までしか大型化ができず、せいぜい20cm前後の高さのディフューザーにしかなりませんが、この製品はストロボを天バン(天井バウンス)状態にして取り付け、内部で乱反射させてストロボからすると直角方向に光を曲げる設計になっています。従って発光部がティルトする大型ストロボでしか使えませんが、光源の位置が高く発光面も大きくなるため、より柔らかい光が当てられます。また、タイトル写真のように途中の角度で使えば、かなり手前の被写体にも光を当てることができます。

20160117bひねって丸めるとコンパクトになるこの構造は、レフ板をはじめ様々な撮影用品で使われていますが、この円形ソフトボックスでは収納時は直径18cmまで小さくなります。

本体140g(ケース込みでも157g)なので、ストロボに取り付けても頭が重く不安定になることはありません。

広げると、直径40cmになるのですが、ディフューザー面以外の、奥面、側面(8cm巾)は内面がシルバーの生地となっていて、内部で反射させた光を利用する方式です。

ディフューザーのストロボ発光面に当たる部分はその部分がまぶしくならないように四角いシルバー生地が貼ってあるのが一工夫のようです。

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セッティングはいたって簡単。全面が面テープになっているバンド(1)をストロボに巻き、ソフトボックスの底部分の4枚の「ベロ」(2)をペタペタとバンドに貼りつけるだけです。より安定させるためにストロボ発光部を固定するためのゴムバンド(3)が奥の面にあるのですが、小型のストロボの場合はユルユルです。

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さて、このソフトボックス、取材撮影などで人物に向けて使用するのが一般的でしょうが、私はブツ撮りに使っています。

出向いた先での料理などの簡単なブツ撮り。それがメインでない時には立派な機材の持ち込みや、セッティングに時間を割くのがためらわれる場合があります。かといって、さすがにストロボ直打ちではろくな写真にならないし、一般的なクリップオン用ソフトボックスをつけても光の向きは写真の青色の矢印のような「ストロボ焚きました」の向きになります。

それがこのソフトボックスなら白色の矢印のような、若干奥からの理想的な光になります。ワンマンオペレートで、照明機材を「設置しない」で光を奥側に持っていける唯一の方法です。

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この撮影状況で天バン(天高2.5mで白色天井)ではこんな感じです。(EOS70D EF24-70mm F4L IS USM 40mm域  f/5.6 1/30 ISO400)

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それを写真のようにソフトボックスが被写体の若干奥になるようにして撮れば、このような魅力ある写真になります(撮影条件 上と同じ)

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もうちょっと引きが必要な場合はホットシュー直付けでは光源が手前側になってしまうため、ワイヤレスあるいはオフカメラシューコードを使って片方の手で突き出すことになります。ストロボそのものがグリップのような形状で軽量なので保持は楽ですが、カメラが片手操作となって しまうため、グリップストラップや上の写真のようにストラップを利用した保持が必要となるでしょう。

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2015年5月31日 (日)

生産完了品、その代替品

20150530a

 

当ブログで取り上げた便利な用品、ブログ開始からもう4年以上になりますので、当初に取り上げたものは生産完了品になっていたりします。

既に過去の記事で「完了しました」としてアナウンスしたものもありますが、先日、過去のページをチェックして、ショップサイトへのリンクのチェックを行った際に新たに見つけたものや、代替え品となりそうなものを発見したりもしたので、今回はそんな切り軸でお送りします。

20150530b まず、今回新たに「完了品」と判別したもの。1/4インチのオス、メスを持った止めネジ、エツミの「止ネジ短」E-521です(写真上)。これにはネジが若干長い「止ネジ長」E-522もあります。(ネジ長はE-521が8mm、E-522が10mm)

これは現場の様々な「止め」用途ですごく便利だったのですが、いずれも最近生産完了となったようです。

プレート部が大きなものは何種類かありますが、直径が24mm、厚みが6mmという小型のものはこの機種ぐらいしかなかったので、果たして代替えとなるものがどこかにないかと探したらamazonの扱いで中国製のものを見つけました。(写真下)

こちらの直径も24mmなのですが、ネジ長はちょっと長めのようです(12~3mmぐらいでしょうか)。またネジ切りは先端部分にしかありませんので、用途によってはそのまま置き換えることはできないかもしれませんが、とりあえずリプレースできそうです。

 

20150530c 私が勝手に「銀一ポール」と呼んでいたものはアルミ製で軽量な16mmのロッドですが、1/4インチのネジで連結するシステムのため、リグで使われる15mmのロッドシステムでは代用できない場面が多いものです。

これの代用は既にお伝えしたように、テイク から「TKディフューザーアーム」として30cm、80cm、110cmのものがあり(写真下)、テイクの直販サイトヨドバシ.com(店頭でも) 購入ができます。

また、IGINトレペアーム も16mm径ですが、こちらは大ネジ(3/8インチ)でポールそのものも重たいものです。そのかわりポールエンドの部分に「くびれ」があるため海外製のストロボなど16mm径に被せる方式の機材を取り付けるには適しています。

こちらの長さのバリエーションは30cm、60cm、100cmとなっているので様々な長さを作るには良いですね。

でもオリジナルの銀一のものは30cm、50cm、80cm、100cmあたりがあったので、できれば両者とももうひとつくらいの長さのバリエーションがあるといいのにと思います。

 

20150530d 随分昔になってしまいましたが、フジX100のリストストラップとして採用したエツミのE-418(写真上)。幅広で手首への負担が少なく、軽量の一眼でも十分に使えるものでしたが、なかなかシンプルで安いものってないものですね。

X100はその後も使ってはいるのですが、ストラップを替えようと思うこともなかったので市場調査していませんでしたが、今回のリンクチェック作業の一環で調べてみたら、同じエツミから同等のものが出てますね。

ハンドストラップN ACTIVE ブラック E-6361(写真下)。赤や青のバリエーションもあるようですが、この手のシンプルな物はラインナップに確実に残して欲しいものです。

 

廃番になった訳ではないのに市場から消えた製品なんかもありました。

20150530e フォローフォーカスの回に使いやすい「フォーカスワンプロ」(右写真)をご紹介した「エーデルクローン」。その他の製品も含め、販売に代理店を使わず直販ルートだけにしたそうで、今ではメーカーの直販サイトでしか購入できません。

それまでは日本の代理店としてKPI(ケンコープロフェッショナルイメージング)が卸をしていたのですが、そのショールームに行った際に聞いて、めんどくさくなったなあと思いました。

 

4年半、170件ほどの記事を書いてきましたので、リンクチェックとなると結構な作業です。今後もこのような作業が発生するでしょう。気が重いです。

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2015年4月12日 (日)

古いセルフタイマー

20150412a 久しぶりにX100ネタです。

母の家の棚を整理していたら古いカメラ用品がいくつか出てきました。母にその趣味がある訳でなく、とうに亡くなった父が使っていたものですが、昔(たぶん1960年代)に購入したものでしょう、外付けのセルフタイマーです。

すでにほとんどの製品が終焉してしまったカメラ用品ブランド HANSA ハンザのものです。

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昔のカメラにはセルフタイマーなんて洒落た機構が付いたものは少なく、このような別製品をシャッターボタンのレリーズ穴にネジ込んで使用していました。

レリーズ(ケーブルレリーズ)を自動化したもので、中のゼンマイ仕掛けで中の「芯」が繰り出される仕掛けです。使い方は「指掛かり」を時計方向に回し、最大15秒の好きな時間にセットしたらトップにあるボタンを押すだけです。

20150412c

 

もちろんX100には昔ながらのレリーズ穴があるので使えます。

20150412d とはいえX100はデジタルカメラ。当然電子的な遅延シャッターがあります。あえてこんなセルフタイマーを付ける必要はありません。

しかもLEDの点滅でシャッターのタイミングは写る人によくわかるようになっているのに、このセルフタイマーときたら「赤い丸が真下にきたらシャッターがおりますよ」っていう非常にアナログなインターフェースです。

でも何となくほのぼのした撮影になるとは思いませんか。そもそもレトロな雰囲気のカメラなので撮影スタイルも凝ってみましょう。

 

さて、X100で使えるとはいえ、使うに当たっては若干の注意があります。

20150412e レリーズの「芯」の動きは、タイマーが動くに従ってちょっとずつ繰り出されます。シャッターを切る瞬間の後にヒュッと引っ込みます。

この押し出し量がX100のシャッターに合っていないとシャッターが切れません。短ければだめなのは当然として、長すぎる場合はそこでつっかえてしまってシャッターを破損する可能性もあります。(極端な場合です。通常のレリーズでバルブ撮影ができるのですからよっぽどのことがない限り問題ないでしょう)

 

20150412f そこで、このセルフタイマーでは出の量を調節できるようになっています。

先端の筒はその根元にネジ込まれていますが、この筒を回すと筒が前後することになるので「芯」の出る量が調整できることになります。

非常に古いものなのでネジの部分などはちょっとサビていますが、全体としては状態が良く見栄えするのでたまに遊びで使ってみようかと思っています。

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2015年4月 5日 (日)

傾斜計

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20150405b 写真撮影ではシビアな水平をとることは多いと思います。雲台、三脚、クランプ・プレートの類には水準器が装備されているものも多く、カメラシューに取り付けるタイプも様々なバリエーションがあります。また、カメラ自体に電子水準器が付くようになって、一層便利になりました。

ただし、「水平を出す」場合はともかく、10度や20度など任意の角度に設置するとなるとカメラグッズにはそのようなアイテムはありません。

マンフロットのギア雲台、405、410などには角度目盛がついているため、アバウトな角度付けには便利ですが、正確な角度がでている訳ではありません。

私の場合には年に1,2回、シビアな角度付けが必要となる撮影があります。それ以外にも当ブログで角度を定めた実験のときにはしっかりした角度の計測をしたくなります。

そんなときに使用しているのがタイトル写真にも写っている傾斜計、新潟精機 レベルメーター です。

20150405c 大学生のときに、確か卒業制作のために購入したのだと思いますが、もう30年以上使っていることになります。未だに同じ仕様(若干の仕様変更はあるようです)でつくられているロングライフ製品です。

20150405d2 20150405e 95×95×30mmのプラスチック製で、1度単位の目盛がふられた円弧上を針が移動します。針の反対側に重りがついているため、この針は必ず鉛直に立ちます。

直角のいずれかの面を傾斜した測定面に乗せるだけです。逆の傾斜の場合は裏返せば上面にも目盛があるため90度までで設計されています。

簡単な仕組みですが精度はかなり高く、また表示が見やすいため使い勝手はとても良好です。

簡単な仕組みとはいえ精密な計測器なので、高い所から落とすと針がストッパー(針の中ごろ両側の突起)に勢いよく当たり、曲がってしまうため狂った表示になってしまいます(現行品の写真ではこの突起がないようですので、そのような狂いは現行品にはないかもしれません)。

写真でバレていますが、あちこちにある接着剤の汚れは、過去何回か狂いを直すため透明のカバーをはずしては再度接着した名残です。

なお、2つの測定面にはマグネットが付いているため鉄製のものの角度出し(例:建設中の建築の鉄骨の角度出し)には便利です。

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2015年3月23日 (月)

ミニ三脚を撮影品保持に使う

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BENRO VT1(写真右) Manfrotto 209 に(写真左)の一脚保持具としての使用は「一脚用補助脚」の回にご紹介しましたが、今回は写真のようにブツ撮りにおいて撮影ステージ上で使う実例をご紹介します。

週末、「バックミラー型ドライブレコーダー」の撮影があり、「マイクロSDカードとUSBケーブルがここに付きますよ」というカットが必要になりました。別撮りして合成してもいいのですが、空間に浮いている状態のカットでは別撮りだとブツの向きや光の向きを揃えるのが大変なので、セッティングは面倒でも一発撮りのほうが最終的には楽です。

こんなときは保持具をフレーム外に置いて消しの処理をできるだけ減らす、また、写り込みも防ぐように細長いもので「突き出す」スタイルの保持になります。

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タイトル写真の組み方の2台の三脚でそれぞれSDカード、USBケーブルを保持させます。そのためにはこの図のようにブツを差し出す方向が様々になるので、空間の自由な位置に自由な角度に向く先端になっているアームが必要になります。

20150322c クネクネとしたプロ機材の フレキシブルアーム AAA-4074 の先には 「撮影補助具」の回 でご紹介した自作のアルミパイプ製の補助具を付け、先端に両面テープでSDカードを貼り付けます。

これは上の図のようにフレームに入ってしまうものなので透明なもの(透明なアクリル棒)のほうがより良く、いつかは作ろうと思っているのですが、アルミでかなり周囲の光を拾うので一見不向きのようですが実はバックカラーを拾うので消しの処理がしやすく結構重宝しています。

 

一方USBケーブルの方は、クリップで挟みぶら下げることにしたので、クランクアームで保持することを採用。このアームはプロ機材で購入したのですが廃番のもので、今売られているものでは モニター用クランクアーム FV-MA が相当すると思われます。

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この手のクランクアームはちょっと高価で、私のものは在庫処分のものを格安で買ったのですが、一般的には1万円前後してて躊躇します。格安のものが 上海問屋で売られていました が、これだとアームが短くて今回の様な使い方では不便を感じると思います。

クランクアームは両側がカメラねじ(1/4インチ)になっているため、三脚、VT1側は間に3/8メスから1/4メスに変換するアダプタが必要となります。手元にあるものではダボ(スピゴット)があるのでいつもこれを使用しますが、もっと高さを押さえたい場合用にもっと短い変換アダプターが欲しいところです。またクリップの側は三脚や雲台を買うとネジ保護のために被せてあるキャップ(ネジを切ったタイプ)を使います。

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解説図のようにうまくレイアウトして撮ってSDカードまわりを処理すれば、一発撮りでもかなり凝ったカットが簡単に完成です。(さすがにカット全体を掲載する訳にもいかないのでSDカード近辺のみです)

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20150322g そして別カットで本体を空中に浮かし裏面を撮る必要があったため、バックミラー面中心を吸盤で保持します。その仕様がタイトル写真の右スタンドです。

「撮影補助具」の回 でもご紹介したように一般的な吸盤フックの先だけをクランクアームの先端ネジにビニールテープできつく縛りつければ250gほどのものなので余裕で自由な角度に構図が決められます。

20150322h バックミラー裏面のカメラ部分のアップを撮るためなのですが、レンズの入り方や光の具合など「カメラを動かすのではなく被写体を動かして構図を決める」場合にはこの手の方法が必須です。

右カットは光の入り方などを追い込んでいない中間バージョンですが、無理やりカメラを回して構図を決めると、ライティングができない角度になっていたりするので被写体が動かせる保持方法はブツ撮りでは重要です。

かなり重いものも保持できるクランクアームですが、前に差し出して保持するときは前に倒れ込んでしまうのでウエイトを三脚に乗せておきます。

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2014年12月30日 (火)

便利グリップの様々な使いかた

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20141229b 「一脚用補助脚」の回 で一脚を安定させるためのハンドルとしてご紹介した、パンプロダクトのグリップ。それ以外にも様々な用途で愛用しています。

ブロー成型のプラスチックに発泡ウレタンの表面をつけたもので、34mm径で全長120mm、重量わずか40gという大変軽量なものですから、バッグの容量に余裕があれば忍ばせておいて損はないグッズです。

トップにはカメラネジ。ボトムにもカメラネジの受けがあります。

20141229c これにリモートスイッチ RS-80N3 に雲台 LPL MH1004エーディテクノのCL5585H を取り付けると、「モニター付レリーズ」になります。

5インチの液晶であるCL5585Hは「CL5585Hを三脚に付ける」の回にご紹介したように、カメラ位置が高い場合の構図チェックに便利な外部モニターですが、三脚に固定しづらい現場(移動が多く、三脚固定では不安)のときは手持ちで使う方が便利なため組んでみたものです。何回か話に出てきた展示会の撮影ではこれを活用しています。

20141229d カメラからはリモートケーブル、HDMIケーブルと2本もケーブルが出て、特にリモートケーブルは80cmしかないためそれほど高いカメラ位置にはできませんが、2.0m前後の「頭ひとつぶん高い」撮影時には便利です。

ただし、モニターを片手で持っているため、カメラの操作はもう一方の片手のみで行えるもの限定となります。

ピントやティルト、シフトは片手で行えるので、TS-Eレンズでのインテリア撮影でも問題ありません。

雲台の操作が一番やっかいですが、私はギア雲台を使用しているので問題なし。ギア雲台さえ使用していればオートフォーカスレンズでも手元のリモートスイッチで半押しで問題ないのですからどんな被写体でも使えるでしょう。(ただしプレビューモードではフォーカスは遅いので動き物では無理)

20141229e もちろん、カメラグリップとしても使えます。最近は動画撮影時にハンドグリップを付けるのを良く見かけるようになりました。

テレビでも、出演者自らカメラを持って撮影するスタイルの番組も多くなりましたが、ハンディなムービーカムにハンドグリップを付けていることが多いですね。

また、ライトやその他手持ち機材のハンドルとしても便利です。ムービー撮影時に小型のLEDライトを使うのはすっかり普通になりましたが、カメラシューに付けると光の当たり方が良くない場合は手持ちになるでしょうから、この軽量のハンドルは便利です。

 

20141229f そして珍しい使い方としてご紹介したいのが、ロール背景紙の吊り下げパイプとしての利用。

一般的には右の写真のように「通し」のパイプにセットしますが、紙を上げ下ろしするにはスムーズに転がる反面、ホリゾントの曲率を変えるために紙を好みの位置に固定することができません。また巻き布の場合は自重で最後まで落ち切ってしまいます。

SDのメタルクリップ はそんな用途のために使えるものですが、ご紹介しているグリップを使う方法があります。

「出張撮影での小物撮影用ブース」でご紹介した短めのロール紙固定方法に一工夫し、このグリップにロール紙を下げるようにすると、適度な摩擦があるため、紙がズルズルと下がることがありません。

スタンドに固定されている部分はネジ固定ですが、ゆるめれば回転するため、好きな位置まで下げてそこで固定することが可能です。

なによりも短い部品だけでできているため荷物がかさばらないのが一番のメリットです。

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2013年12月30日 (月)

今年買ったもの

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はやいもので、あっという間に2013年の年末を迎えてしまいました。今年は夏に入院するような病気になったこともあり、仕事や当ブログがバタバタでしたが、買い物もそこそこ多かったのでご紹介しておきます。

20131230b まず、メインカメラにEOS 5DMarkIIIを買ったことを明記してませんでした。2012年3月22日の発売開始から遅れること1年余、今年5月に購入しました。

それまでメインだった5DMarkIIをサブに降格し、サブだった7Dを売却したのですが、MarkIIと7Dはボタンの配置がかなり似通っていたのが、MarkIIIでは画像拡大ボタンの位置などが変わっていて、指先が泳ぐことが多いのが困っています(笑)。

画質などのレポートはしませんが、CF、SDのダブルスロットが、その場でドラフトデータをクライアントに渡す機会が増えたため便利に感じています。

20131230c レンズでは、念願のTS-Eをやっと手に入れました。TS-Eの実験の回の頃までは借りていたのですが、その後秋から暮にかけて竣工写真の仕事が入ることがわかった夏ごろ、良好な中古品を見つけ即買いしました。

引きがない空間(トイレや浴室)での撮影では必需品ですが、何と言ってもシフトスティッチ でより広角な写真が得られ、年末の仕事でも、個室が3つ並び、左には洗面台、右奥に浴室がある状態までを真正面からの写真として撮ることができました。

20131230d タブレットThinkPad Tablet 2を購入したのも今年1月末でした。

昨年末から今年にかけ、WindowsTabletが各社から発売されましたが、様々な製品がある割にはどれもいまひとつ「ココがスゴい」というものがないように感じます。このThinkPad Tablet 2も、1024段階の筆圧感知のタッチパネルが売りのはずなのですが、精度が若干良くないなど、それほど評判がいいようではないようですね。

20131230e カメラを新調したので、L字ブラケットも新調です。MarkIIはRRSのものをつけたので、今回は KIRKのBL-5D3 を購入。MarkIIIはIIに比べてボディのデザインに丸みが増えたため、特に側面のフィットをどうやって作るか、RRSもKIRKも工夫しており、KIRKでは縦位置時にケーブル類の取り回しが楽になるようにボディから離した取付も可能としています。

このL時プレートはまだレポートしてなかったのでそのうちに。。。

20131230f アルカスイス互換規格のクランプ-プレートシステムパーツも随分買いました。

BENRO MPB20 はマクロ時の前後調整に便利と思い購入しましたが、今やスタジオのスタンドには雲台410と組み付け放し状態です。

SUNWAYFOTOのパノラマ雲台 DDH-02 はパノラマ撮影しない私でも使うシーンが多いアイテムで、重宝してます

DDC-G1 はGITZO GK1580TQR5の雲台GH1780TQRの付け替えクランプですが、この手の専用品もあるのがSUNWAYFOTOの面白いところです。詳細はこちら

以上は品質もそれほど大きな問題はないのですが、SONY NEX-7用のプレートPSL-N7は問題があり、改造した顛末をこちらでレポートしました

この手のカメラパーツは中国メーカーに活気がありますが、国内メーカーにも頑張ってもらいたいところです。いまや製造地は中国になるのは致し方ないとしても、日本のメーカーならもっと面白く便利で、しかも細かいところの設計がしっかりしているものが出せると思うのですが。

20131230g小間物ですが、今年買ったものでいちばんのヒットと感じたものは、「格安の一脚ホルダー」の回 にご紹介したふくろ倶楽部  CO-T1 です。

カメラ用品としての様々なツールは「似通った道具用のツール」として視野を広げると結構ころがっているもので、カメラ用として売られているものより便利なものがある場合があると実感しました。

カメラ市場は結構大きいと思うのですが、格安のチープなものは氾濫しているのにそこそこしっかりした用品がなかなか見つからないのは困ったものです。来年も「これ、便利でしょ!」とご紹介できるものがあればどんどん取り上げたいと思います。

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