カテゴリー「FinePix X100」の20件の記事

2015年4月12日 (日)

古いセルフタイマー

20150412a 久しぶりにX100ネタです。

母の家の棚を整理していたら古いカメラ用品がいくつか出てきました。母にその趣味がある訳でなく、とうに亡くなった父が使っていたものですが、昔(たぶん1960年代)に購入したものでしょう、外付けのセルフタイマーです。

すでにほとんどの製品が終焉してしまったカメラ用品ブランド HANSA ハンザのものです。

20150412b

昔のカメラにはセルフタイマーなんて洒落た機構が付いたものは少なく、このような別製品をシャッターボタンのレリーズ穴にネジ込んで使用していました。

レリーズ(ケーブルレリーズ)を自動化したもので、中のゼンマイ仕掛けで中の「芯」が繰り出される仕掛けです。使い方は「指掛かり」を時計方向に回し、最大15秒の好きな時間にセットしたらトップにあるボタンを押すだけです。

20150412c

 

もちろんX100には昔ながらのレリーズ穴があるので使えます。

20150412d とはいえX100はデジタルカメラ。当然電子的な遅延シャッターがあります。あえてこんなセルフタイマーを付ける必要はありません。

しかもLEDの点滅でシャッターのタイミングは写る人によくわかるようになっているのに、このセルフタイマーときたら「赤い丸が真下にきたらシャッターがおりますよ」っていう非常にアナログなインターフェースです。

でも何となくほのぼのした撮影になるとは思いませんか。そもそもレトロな雰囲気のカメラなので撮影スタイルも凝ってみましょう。

 

さて、X100で使えるとはいえ、使うに当たっては若干の注意があります。

20150412e レリーズの「芯」の動きは、タイマーが動くに従ってちょっとずつ繰り出されます。シャッターを切る瞬間の後にヒュッと引っ込みます。

この押し出し量がX100のシャッターに合っていないとシャッターが切れません。短ければだめなのは当然として、長すぎる場合はそこでつっかえてしまってシャッターを破損する可能性もあります。(極端な場合です。通常のレリーズでバルブ撮影ができるのですからよっぽどのことがない限り問題ないでしょう)

 

20150412f そこで、このセルフタイマーでは出の量を調節できるようになっています。

先端の筒はその根元にネジ込まれていますが、この筒を回すと筒が前後することになるので「芯」の出る量が調整できることになります。

非常に古いものなのでネジの部分などはちょっとサビていますが、全体としては状態が良く見栄えするのでたまに遊びで使ってみようかと思っています。

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2013年11月10日 (日)

X100 ファームウェア2.00と2.01

20131110a

 

富士フイルムのFinePix X100。生産完了から久しいですが、何とこの時期でもファームウェアのアップバージョンがリリースされています。この機種は富士フイルムにとって高級デジカメXシリーズのファーストモデルとして思い入れがあるでしょうし、ユーザー側も「長く使いたい」との思いが強いので、各機種が短命に終わってしまうデジカメ市場においてはめずらしい対応だと思います。

さて私も遅ればせながら、10/18公開のVer. 2.00と11/6公開のVer. 2.01を一挙に本日バージョンアップしましたが、「別物になった」との表現は大げさとして、かなりそれに近い印象です。

変更内容をおさらいすると

Ver.2.00での変更内容

  1. オートフォーカスの高速化
    明るいシーンや暗いシーン、および撮影距離の変化など、さまざまな条件下でのAFスピードが従来と比べておよそ20%高速化されます。
     
  2. マクロ撮影時のフォーカス性能向上
    マクロボタンを押さなくても、オートでピントが合う被写体までの距離をおよそ30%短縮しました。
     
  3. マニュアルフォーカス時のピーキング機能追加
    FUJIFILM X100S、FUJIFILM X20で好評の、MF時のピーキング機能を追加。ピント合わせの目安として、被写体のコントラストが高い箇所の輪郭を強調して表示することで、より繊細で高精度なフォーカシングがスムーズに行えます。

    ※アップデートすると初期設定は「フォーカースピーキング」が選択されます。コマンドダイヤルの長押しで「フォーカースピーキング」と「スタンダード」(「フォーカースピーキング」のOFF)を切り換えることができます。また、「撮影メニュー」に「MFアシスト」が追加され、「フォーカースピーキング」の「強」、「弱」と「スタンダード」の選択が可能になります。
     
  4. マニュアルフォーカス時の操作性改善
    フォーカスリング操作時のピント追従性を改善しました。また、電子ビューファインダーや背面液晶でピントを合わせる際、開放側の絞りを使い被写界深度を浅くし画像を表示することで、ピントの山をつかみやすくしました。
     
  5. 起動時間の高速化
    「クイック起動:OFF時」の起動時間が約0.2秒短縮されます。
     
  6. フォーカスエリア選択の操作性改善
    従来、フォーカスエリア選択は、背面のAFボタンを押し続けながら背面コマンドダイヤルで好みのエリアを選択する必要がありました。新ファームウエアでは、一度AFボタンを押すことでフォーカスエリア選択画面に切り換わり、あとは背面コマンドダイヤルでお好きなエリアの選択が可能です。
     
  7. バルブ撮影時の下記現象の改善
    「撮影画像表示」が「連続」のとき、バルブ撮影途中でも自動電源OFFしてしまう現象を改善しました。
     

また、バグフィクス版のVer.2.01での変更内容は

  1. MF(マニュアルフォーカス)時にレリーズ半押しまたは撮影を繰り返すとピント位置および距離指標が近距離側にずれることがある現象を改善しました。

となっています。

変更は先頭ケタが変わるぐらいですから劇的なものです。特にフォーカスに関する変更・機能追加は後発の機種にかなり後れをとっているものなので嬉しい内容です。

3.の「ピーキング」については画にしやすいので、実際に撮ってみました。

20131110b1

被写体は机に敷かれた黒布です。この写真のようにピントの合ったところが白くハイライト表示されます。この場合は布の織目の頂点が点々と白点化されてます。開放絞りでの表示(変更点 4)にピーキングを乗せるのでわかりやすいと思いますが、 ソニーのピーキングのように「色付け」がないので被写体によってはちょっと判別しづらいかもしれません。

シャッター半押しで、ピーキングなしの実絞り表示になります。

20131110b2

いままではマニュアルフォーカスの場合、この表示状態でピントを見ていたのですから、実に快適になりました。また、 変更点 4の「ピント追従性の改善」も、フォーカスリングを回す動作に追従するモーターの動きが、いままでの「カタッカタッ」というようなワンテンポ遅いものから「タタタッ」と気持ち良い速度になりました。

さすがにマクロ域の「刻みの小さい領域」で大きな移動をさせるにはそれなりにクイクイッと回さざるを得ませんが、ピーキングと合わせることで、ボケを楽しむ写真が撮りやすくなったと思います。

マクロモードにせずともかなり寄れるように改善された点(変更点 2)も、良好です。

さすがにAFが「オートエリア」モードでは迷いますが、「エリア選択」モードではレンズ先15cmぐらいならピッと合焦します。フォーカスエリア選択の操作性改善(変更点 6)により、左手で「AF」ボタンを押しっぱなしにしなくてエリア移動ができるようになったため、そこそこの距離(外出時や旅行でのテーブル上の料理の撮影など)ならばマクロモードに切り替えず、その代わりエリアを指定することで一発でピントが決まります。

冒頭にも書いた通り、X100ユーザーはこの機種への愛着はかなりあるでしょうから、この手のファームアップは続けてもらいたいものです。

 


作例的なおまけを一例。昨日X100とSONY NEX-7 2機を持ち出したので、前から気になっていた白熱灯(およびその疑似光 -蛍光灯、LED)下でのオートホワイトバランスの比較です。

AWBは各社でそれぞれちょっとずつクセがありますが、特に白熱灯下では顕著ですね。写す側も、「白熱灯で照らされた空間」は情緒的には黄色く表現したいでしょうし、一方では「モノに寄った写真」では標準光下での写りと同じようにしたいこともあるでしょう。

一般的には前者をとって、各社白熱灯前後の色温度時には黄色っぽくなるように設定されてますが、X100はかなり白く写ります。

20131110cFinePix X100  f/4 1/70 ISO3200 補正+0.3

 

 20131110dNEX-7+Tamron_Model B011(110mm)  f/6.3 1/60 ISO3200 補正+0.3

焦点距離も違うし、ピントの置き方も違うので、色味以外のことは目をつぶってください。現場はスペイン料理屋ですが、電球色のLEDが光源のダウンライトで照らされたテーブルでした。電球色蛍光灯などではグリーン被りになることも多いのですが、ここのLEDはかなり最近のもののようでなかなかいい色味が出ています。

白くするか、黄色くするかどちらもあると思うのですが、各社考え方が違うという実際をお見せしました。本当は各社ともAWBの設定で「電球時も白く写す」「電球時は黄色く写す」という選択ができるようになっていると面白いのですがね。(マニュアル「タングステン」で写せって? 電球色蛍光灯には使えないし、LEDでも微妙でしょ。実は白熱電球でもW数によって色温度は違うしハロゲンはかなり色温度が高いし。。。)

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2012年12月15日 (土)

X100 まだまだ使ってます

20121215a

富士フイルムのFinePix X100。Xシリーズとして様々な兄弟機(姉妹機?)が出て、世間では騒がれなくなりました。かくいう私も、このブログで取り上げることもなくなりましたが、お散歩カメラとしてはまだまだ現役です。

久しぶりに、スタジオ実験をしてみました。

別に大した実験ではないのですが、普段ブツ撮りではまず使用しない35mmという画角で小物を撮るとどんな感じか、PL-88の光色をX100のAWBが適切に処理してくれるか、、、などともっともらしい事を書きましたが、本当は、先日家内と銀座のデパートを巡ったときに見つけたカワイイ梅酒を写真に撮りたかったというだけです。(笑)

その梅酒とは、シャトー酒折ワイナリーの「ひとくち梅酒」 というものなのですが、49mlの梅酒が直径5cm弱のプラスチック瓶に入っているもので、そのボトルが梅の形状をしていてカワイイこと。小さいのでポケットにも入ります。同シリーズの「アンズ酒」とともに思わず買ってしまいました。

20121215b ものが小さいので、非常に簡単なセッティングで済みます。透明ボトルなので、定番の半逆光。レフで若干手前を起こすだけです。

フィルムシミュレーションをベルビアにし、ホワイトバランスはオートで、AE。適度に補正してみました。JPEG出しで、PhotoShopでちょっとシャドーを持ち上げています。

 

20121215c
FinePix X100  f/5.6 1/85 ISO200 補正+0.7 <拡大します>

同じセッティングのままEOS 5D Mark II TS-E90mmでも撮ってみましたが

20121215d
Canon EOS 5D Mark II TS-E90mm f/5.6 1/60 ISO200 補正+1.0 <拡大します>

「商品写真」としての解釈ならば、2個のボトルが同じ大きさであることを伝えたり手前の角砂糖の見下げ角も揃えたりと、後者でなければならないのですが、 この手の小さくて丸いものだと、広角でもあまり違和感がありませんね。たまにはこんなカットも提案してみようかな。(なお、商品名の入った「葉」の向きとか、後ろの容器のボカシ具合とか、商品写真としてみれば不適切な部分が多いのでツッコまないように 笑)

X100の背景が「周辺減光」しているのはレンズ特性によるものではなく、通常の90mm程度で写して問題ない程度のライティングにしたら、レンズが広角のために周りの暗い部分が写ってしまったというものです。広角レンズで撮る場合に一番気を使うのは、背景が思いのほか多く写ってしまい、ライトの設定も一回り大きくセットしなければならないので厄介です。

それにしてもX100の描写はなかなか良いですね。

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2012年3月25日 (日)

X100 インターフェース考

20120325a

先日、ファームウェアが1.20にバージョンアップされたのでさっそくアップデートしました。

今回の変更は以下の通りです。(富士フイルムサイトより)

  1. RAWボタンにほかの機能を割り当てられるようにしました。Setupメニュー内「Fnボタン設定」で割り当てる機能を設定できます。また、「RAWボタンの長押し3秒」で「RAWボタンの設定」へのショートカットもできます。
  2. 撮影メニュー内「感度」でも「感度AUTO制御」を設定できるようにしました。
    シングルAFで「AFモード」エリア選択時、コマンドレバーの中央を押すと、AFエリアを拡大して表示できるようにしました。
  3. Fnボタン/RAWボタンに「NDフィルター」を割り当てた時、ボタンを押す毎に「NDフィルター」のON/OFFがダイレクトに切り替わるようにしました。
  4. 縦位置で撮影した画像を再生した際、拡大ボタンを押すと画面全体に画像を拡大して表示するようにしました。
  5. 再生時に撮影されている人物の顔を拡大する機能を追加しました。
  6. 動画時の露出制御およびAF合焦性能、合焦速度を改善しました。

今回のアップデートではインターフェースに関わるものが多数あり、現状のメニュー呼び出しの大幅な改善が図られました。

20120325b X100にはユーザーが割り当てられるボタンとして「Fn」ボタンがありますが、かねてから1個では少ない(私の場合、NDフィルター、ISO設定、少なくとも2つは割り当てたい)と思っていましたが、今回の変更(上記1)でみごとにそれが実現されました。

また、「NDフィルター」においては選択肢がOnかOffしかないのですから、上記3は良い改善(当然の改善)だと思います。

思えばこのX100、上級コンデジというコンセプトで様々なマニュアル操作に対応しようとして、インターフェースが練りきれてなかった感がありました。

例えば背面のコマンドダイヤルは下位機種と部品を共通化したため、頻繁に操作する上級者にとっては使いづらいことこの上ないものに。また、コマンドレバーに至ってはそれが使える操作メニューが限定され、あるものはコマンドダイヤルと併用して使えたりと操作の一貫性に欠けたものでした。

X100の場合、絞りとシャッタースピードはメカニカルスイッチなので感度設定(ISO設定)もメカニカルスイッチであるべきだと思うのですが、残念ながらそうなってはいません。感度の設定はメニューに入ってそこから選ぶしかないのですが、1/3段で細かく設定できるため項目数が多く決定までイライラします。

20120325c 今回の変更(上記2)で「感度AUTO制御」も含めて「撮影メニュー」→「感度」で設定できるようになったのですが、人によっては、「そんなまどろっこしいことをしないで感度のリストにAUTO800、AUTO1600といった上限値を選ぶメニューですべて並べればいいのに」というようなことを掲示板で述べていますが、現状でも18感度(一度に表示されるのが6なので3ページ分)もあって、これ以上増えるのは私はきらいです。

逆に感度刻みを現状の1/3段と1段から選べるようになっていればいいのに思うぐらいです。そうすればこのメニュー項目もL(100)、200、400、800、1600、3200、6400、H(12800)と8項目で済みます。

 

メカニカルなスイッチ、ボタンの場合は変更はききませんが、デジタルインターフェースならファームアップでかなりの変更が可能なため、最近の電子機器では設計者もファームアップに頼っている傾向が見受けられます。それはそれでいいのですが、少なくとも一貫性のある体系にしてもらいたいものです。

 

【X100のプチ改造】

20120325d

本文のインターフェースに関わることですが、このX100のコマンドダイヤル中央の「MENU/OKボタン」、出がほんの少し足りないため押しにくいこと極まりない。

オリエンタルホビーで扱っている「レンズメイト FinePix X100用メニューボタンソリューション」  といった製品もありますが、X100オーナーの間では様々な自作も盛んです。

20120325e 電卓などの裏についている透明シリコンの「ゴム足」。のり付きでシート状になっていているものは、足を抜くと余る部分がありますが、私はそれを、右のようなポンチ(6mm)で抜いて貼ってます。

6mm径ではぴったりすぎて、センターがちょっとでもずれると、コマンドダイヤルに干渉します。私は3,4,5,6とミリ刻みでしか持っていませんが、5mmではちょっと小さかったので5.5mmが入手できるのならそれがベストだと思います。

また、ボタンが膨らんでいるため、それに平らなものを貼るので周りは浮いてしまいます。厚みも重要で、あまり厚いものは不安定(コマンドダイヤルを押しにくくもなる)、薄いものは効果がない。ということで0.5mmから0.8mm位が良いでしょう。私のものは0.8mmでした。

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2011年12月 5日 (月)

X100 ハンドストラップ再考

20111205a

過去の記事「X100にハンドストラップを付ける」
でご紹介したエツミのハンドストラップ【E-418】は、一眼用でストラップ幅もあり、しっかりとホールドしてくれるのですが、match Technical Services の Thumbs Up EP-5Sを使い始めて、「もう少し華奢なものでよいかな」と考えるようになりました。

20111205b 最近見つけたのが、ソニーがNEX3,5用に純正品で出しているリストストラップ STP-WS1です。

コンデジ用の先端のヒモが細いものでは、ちょっと重めのX100で使うのは心許ないのですが、このSTP-WS1はそこそこ太いひもになっていて(公称耐荷重850g)、ストラップ本体も本革ではないものの、撚紐のデザインがちょっと高級感がありX100に似合います。

「SONY」のロゴがエンボスで入っていますが、そうは目立たないので良しとしましょう(笑)

 

20111205c

ストラップの途中に、移動する留め具がついているので手首にフィットさせることができるのですが、通常はバッグやポーチに入れて、撮影の間の落下防止のためにストラップを使用する私の使い方ではあまり必要とはしません。

カメラに付ける先端の紐は、X100のストラップ取り付け部の穴に直に付けられるかと思ったのですが、さすがにそこまでは細くなく(平たい形状です)、三角カンを使用して取りつけなければいけません。

20111205d E-418はかなり広いストラップなので重量が分散され、手首に食い込むことはないのですが、このSTP-WS1はそれに比べるとはるかに細いため結構食い込みます。

長時間使用されるにはキツイかもしれませんが、右の写真のように、納まりは良好です。

カメラホールド時の手首へのストラップの掛かりはだいたい同じですが、E-418で気になっていた「ストラップの長さを調節するプラスチック金具が手のひらとカメラの本体に挟まれてホールド感がいまひとつである」という点(下の写真参照)が、このSTP-WS1では改善されます。

20111205e

カメラストラップはサードパーティーを含め、各社から各様のものが出ていて、LeicaX1用のハンドストラップ 18713なども良いと思うのですが、しばらくはこのSTP-WS1を試してみます。

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2011年10月23日 (日)

FinePix X100 ファームウェアアップデート

111022a

10月18日、FinePix X100 ファームウエアの最新版 バージョン1.11が公開されたので早速更新してみました。

今回のVer.1.10からVer.1.11への変更内容は

  • 近距離撮影でのAFピント位置性能を向上しました。
  • シャドートーンをミディアムソフトまたはソフトに設定した上で、シャッターボタンを半押しした場合にスルー画像が異常になる事が有る現象を改善しました。
  • セルフタイマー撮影において、シャッターボタンを押したときにAE/AFロックするようにしました。

とのことで、下2ケタのバージョンアップなので項目は少ないようです。

前回(6月28日)のバージョン1.11の時には非常に盛りだくさんで、「ユーザーの声を十分に反映しました」との富士フイルムの方の発言もあったように、気になっていたことがかなり反映され使い勝手が格段に向上したと思いました。

今回のバージョンアップは、「マクロでのAFピント位置性能の向上が前回に間に合わずやっと出来たので他の小さな不具合と合わせてアップしました」って印象をうけるのですがどうでしょうか。

実際バージョンアップした感想はというと、、

正直、微妙です。確かにいままでに比べビシっとピントが合うことは増えたと思います(工業製品のようなピシッとした形状のもの、文字などは的確に合うようになりました)が、複雑な形状(例えば群生する花など)のものは、やはり迷います。

花のマクロ撮影などではボケを活かして開放近くで写すので、ピンボケは困りますが、もう一歩精度が高くなるとイイかなぁと思いました。

(あとの2点は、まず使わないので、改善後の感想は書けません。あしからず)

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2011年10月15日 (土)

match Technical Services/Thumbs Up

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Finepix X100はじめコンパクトデジカメは、「コンパクト」にするが故グリップ性が犠牲になっています。一眼レフでは、ボディ前側に膨らみを持たせる以外に親指が掛る位置も工夫しグリップ性を高めているのですが、このX100にはホットシューを利用した「親指グリップ」なるものがあります。

match Technical Services(マッチテクニカルサービス)の「Thumbs Up(サムズアップ)」というものですが、ライカのデジタルカメラ用のシリーズだったものに Thumbs Up EP-5S が新たにラインナップされたので購入してみました。

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パッケージがなかなか凝っていて、95mm角の箱は、両方に開くふたの片方の一部が赤いロゴで、もう片方のふたがロゴ分切り抜かれています。

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商品がかくされてしまう大きさのビニール袋が付いたタグが目につきますが、これ、しゃれたストラップがついた社長兼デザイナーのTim Isaacのメッセージカードでした。

ストラップはエスニックなデザインのもので、私には向かないのですが、女性だったら他に流用しやすいんじゃないでしょうか。

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X100には標準仕様のアクセサリーシューがありますが、それにすべりこませるだけの(特にネジなどでは固定しない)ものです。買う前に写真で見たときに、真ん中の黒い丸型のものが気になっていて、留めネジの頭隠しかと思ったのですが、裏側についているクッションゴムの固定用の部分でした。このクッションゴムがあるためX100にはキズがつかないようになっています。

当然ホットシューを塞ぎますので、クリップオンフラッシュとの併用はできません。

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このように、シャッタースピードダイヤルの真後ろあたりに親指の「かかり」ができます。フィルムカメラではフィルムの巻き上げレバーがあって、そのちょっとしたでっぱりが親指を掛けるのに都合がよかった訳ですが、それと同じようなものをデジカメに付けようという発想です。

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X100では、親指が当たるあたりにはシャッタースピードダイヤルとコマンドレバーがあって、本来ならば何もつけないほうがその2つの操作はしやすいと思いがちですが、意外にもそれらの操作の邪魔にはなりません。

また、このEP-5Sにはシルバーとブラック、2色があるのですが、さすが専用としただけあってシルバーの色味は本体色にかなり近いものになっています。他のX100用グッズでもこれだけ色を合わせているのは純正以外にはないのではないでしょうか。

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親指の位置は、けっこう内側に来て、最初は「ん?」と思った(写真の状態)のですが、もう少し下でカメラを握り、サムズアップには親指の先端を軽く掛けるとベストであることが分かりました(そうすればコマンドレバーに親指がスムーズに移動します)。

Tucsepmod2assemblygreynolens22jun11 なお、親指の位置がもっと右(コマンドレバーの真上)にくるThumbs Up CSEP-2 というLeica X1と共通のタイプもあります。こちらはシュー付(といってもホットシューではありません)です。

EP-5Sと同じくシルバーとブラックがありますが、シルバーの色はLeica X1に合わせてあるのが残念です。

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2011年10月 8日 (土)

Finepix X100 バッテリーチャージャー

111008a

X100のバッテリーチャージャーは、他のバッテリーとの共用タイプのためか付属のパーツを取り付けて使う方式になっています(右下写真 赤丸部)

111008b そのため、ネット掲示板などで「無くした」との書き込みを良く見ます。かくいう私も、旅行時に無くしそうになりました。

その後、このパーツは両面テープ(一般的な紙ベースの薄いタイプ)で本体に固定したため無くすことはなくなりましたが、そうでもしないとすぐ取れる設計というのはいかがなものかと思います。

カメラ本体にしても、たとえば裏面のデザインの手抜きなど、見えるところ以外は結構いいかげんです。

さて、このバッテリーチャージャーだけでなく、世のアダプター関係の電源コードはアダプターがコンセント直結型のもの以外は結構長いコードが標準で付いてきて持て余すことも多いと思います。

111008c

同梱のコード(写真中央)は85cmもあるため、私は自分で加工したミニケーブルを何本か持っていて、このバッテリーチャージャーにも写真左のものを使用していました。

俗に「メガネ」と言われる2ピンのコードを極端に短くしプラグを付けたものです。旅行に持っていく場合には重宝します。

111008d ところが最近、左のようなアダプターに直結したコンセントプラグを買って、この便利さに感心しています。

ELECOM ACアダプタ用直結プラグ 2P・L型 T-PCAD22V というものですが、何社か同等のものを出しているようです。

自作のミニケーブルでもコンセントプラグ部分はかなり大きいのですが、これなら非常にコンパクトになりますし、なによりもトップ写真のように壁コンに安定した形で取り付きます。

短いコードだと壁コンではブラブラしますし、テーブルタップに取り付けても安定が悪いのですが、このL字型のものだと気持ちよく収まります。

111008e

とはいえ、テーブルタップの場合には、他のプラグと干渉する場合もありますが、そんな場合には 同じくエレコムのACアダプタ用直結プラグ 2P・ストレート型 T-PCAD22H (写真左) もあります。これならタップに垂直に立ちますので他のプラグやアダプターの類のじゃまにならないでしょう。

それ以外にもエレコムからは ACアダプタ用タップ 2Pタイプ・2口 T-ACTAP22 (写真中) ACアダプタ用タップ 2Pタイプ・1口 T-ACTAP21 (写真右)といったACアダプタの根元をコンセントにしてしまうものも出ています。

111008f

ノートパソコンをはじめとしたACアダプタや、最近の液晶テレビまで2P(メガネ)プラグ仕様の機器が多くなってますので、この手の便利グッズにちょっとお金を出せば、小さな不満が結構解消されるものですね。

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2011年9月19日 (月)

X100 アダプターリング3種

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長い間、新しい記事をアップしておりませんでした。病気になったり、仕事が忙しかったりだったのでしたが、週一のペースを取り戻したいと思います。

X100の姉妹機X10が海外向けには発表され、このフジフイルムの「Xシリーズ」も楽しくなってきましたが、なかなかサードパーティーのアクセサリーが増えなくてちょっと残念です。

過去の記事で純正アダプターリングの代用となるものをご紹介しましたが、「X100用」と銘打ったものも出ました。ユーエヌのUNX-8521というものですが、黒艶塗装のシンプルなものです。

110919b

純正、今回のユーエヌのもの、八仙堂の継手リング それぞれ質感の差がありますが、何よりも価格に差があります。 純正の新品で3,500円位、中古でも2,800円位ですから、安くあげたい場合にはサードパーティーのものはいいですね。(ユーエヌのは1,400円位、八仙堂のは800円)

110919c ちなみにユーエヌのものは純正と同じ厚みですが八仙堂のものは若干薄くできています。

X100はマクロ時にレンズユニットが繰り出しますので、このリングが薄すぎるとフィルターにレンズユニットが当たってしまいますが、8mm厚の八仙堂のものでも当たりません。

X100に取り付けると質感の差がよくわかりますが、取り付けるフィルターやフードに合わせて、好みで使い分ければいいと思います。

110919d 純正 AR-X100

110919e ユーエヌ UNX-8521

110919f 八仙堂 継手リング

私は(少しの差とはいえ)薄い、八仙堂のものが気に入っているのですが、ステップアップリングを介して大口径のフィルターを付けるときなどはちょっとでも薄いほうがしっくりくると思います (写真は52mmのPLフィルターをつけた様子)

110919g

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2011年6月 5日 (日)

ぐるっとパノラマ vs Photoshop

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前回の実験で、NPP(ノー・パララックス・ポイント ノーダルポイントともいいます)を軸に回転させた場合でも、継ぎの部分でモヤモヤしていたりダブっていたりしているのが気になりました。

110605b

縮小して見る、アルバムに貼る程度の大きさで印刷する といった場合には気にならないのですが、等倍では気になってしまうのが最近の高画素デジカメのいけないところ(笑)です。

過去、手作業でパノラマスティッチをしていた時はこのレベルでは仕上げなかったので、Photoshopでのスティッチと比較してみようと思いました。

 

最近のPhotoshop(CS以降)ではPhotomergeという機能でパノラマスティッチを自動処理してくれるのですが、初期のころに比べ最新版ではかなり進歩しています。

手順は簡単

1.元写真を用意する
今回は、X100の「ぐるっとパノラマ」と比較するため、前回の画角に近いように同じ位置で8枚撮影(これでだいたい各画像が半分ずつ重なるようになります)。X100がJPEG-Sで処理しているようなので、この場合もJPEG-Sで撮影。

2.撮った画像をAdobe Bridge で一括選びPhotoshopにPhotomergeとして送る
こう書くと何やら判りにくいですがこの画のようにメニューを選べばいいのです。
110605c

3.PhotoshopでPhotomergeさせる
これもこのようなメニューが出るので使用する画像を選び「OK」を押すだけです。
110605d

そして待つこと約1分、自動処理で以下のようなパノラマ画像に合成されます。

110605e
◆手持ち<拡大します>

「ぐるっとパノラマ」と同じサイズ5120×2160にするため拡大縮小せずにトリミングすると上下は余白ができています(写真の黒い部分)。

生の画像をチェックしたい方は こちら(4M超えますので開くのに時間がかかります)

 

さて拡大するとお分かりのように、遠景の繋ぎは見事ですが手前の手すりの繋ぎがうまくいっていません。何しろ手持ちで回転しているのですから次のコマとの視差はかなり大きく、さすがにこれをうまくスティッチするのは無理でしょう。ちなみに撮影はファインダーを覗いてのスタイルですから背面液晶を見て撮るスタイルよりは視差は少ないはずです。

このズレを解消するには、もっとたくさんのコマに分割して写すのもいいのですが、やはりNPPで回転させるのがベストでしょう。

前回ご紹介した簡易パノラマ雲台を用いた撮影によるもの(こちらも8枚撮影です)ではこのようになります。

110605f
◆簡易パノラマ雲台使用<拡大します>

生の画像をチェックしたい方は こちら(4M超えますので開くのに時間がかかります)

遠景の繋ぎもパーフェクトですが、手すりまでもがきれいに繋がっています。

 

さすがにスティッチのアルゴリズムはPhotoshopのほうが優秀です。「ぐるっとパノラマ」だけでは心配なときは、分割した写真も撮っておくといいかもしれません。パノラマ雲台があればパーフェクトですし、手持ちであればかなりの枚数に分けて撮っておけばOKです。

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