SH50Proにソフトボックスを付ける -2
さて、SH50Proの側面のスリットにピッタリと押しビスの先が食いつき、きれいに収まることはわかりました。
しかしこのスリットは冷却のための吸気溝。内部にあるファンで強制冷却する仕組みです。
リングの内径が97ミリなのに対し、SH50Proの外径は95ミリ、密着ではないもののわずか1mmしか隙間がないのでは、満足な冷却はできないでしょう。
そこでリングの立ち上がり部分にドリルで複数の穴を開けることにします。
6.5ミリの刃があるので4つある立ち上がり部分に5か所ずつ、一周計20個も開ければよいでしょう。
次に、これは機能的な問題点ではないのですが、押しビスが長すぎる点を解消します。
この汎用リングはビスの長さの調節で細い径のストロボ(Φ67)から太いもの(Φ97)にまで取り付け可能になっていますが、SH50Proでしか使わないので、もっと短くして、ビスのノブ部分が外に出るのを防ぎます(ここが始終出っぱなしだと、特に収納時に邪魔です)。
工具にボルトカッターがあるので、それでジョキンと約10ミリ切ることにします。
この製品、非常に安いので、作りが雑なところがいろいろあり、このクランプノブ(化粧ネジ)も雑な作りです。
ノブ部分のプラスチックがネジのほうまで流れてしまっていて、根元までネジを締め込むことができません。そこでネジのミゾに入っているプラを掻きだすのですが、それに便利な工具はアクリルカッターです。鋭利な刃先をプラに引掛けて手前に引っ張ると簡単にペリペリと取れます。
その手のちょっとした加工を加えて完成です。
軽量で使いやすいソフトボックスがSH50Proで使えるようになりました。
ボルト切断時の豆知識
ボルトをカットするには 写真のようなボルトカッター(ボルトクリッパ) -私のものはアーム産業のボルトクリッパー AL-350- や金ノコ、ヤスリで切ると思いますが、その後ナットなどに取り付ける場合には、ただ切ってはいけません。特にクリッパの場合には要注意です。
ボルトを切断すると、切ってあるネジ山と谷がつぶれてしまうので、ナットなどを取り付けようとしてもなかなかはまりません。
そこで切る前に予めナットを入れておき切ってからナットを回し抜きすると、その時の擦り合わせで、山のつぶれがかなり復元します。
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